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【デブサミ2017】大賞はあの本! 「ITエンジニアに読んでほしい! 技術書・ビジネス書大賞 2017」

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2017/03/06 14:00

目次

実践してみたら半年間の世界一周旅行に行けるように

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

 ビジネス書部門のプレゼンは『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』から。担当編集者の乙丸益伸(編集集団WawW!Publishing)さんが登壇し、本書の内容を実践して我が身に起きたことを報告してくれた。

 本書は効率よく仕事をするための指南書であり、マイクロソフト本社で日本人として初めて働いた中島聡さんの時間術を紹介。乙丸さん自身が中島さんの記事を読み、その働き方に自分の世界観を変えられてしまったことがきっかけで、本書の刊行に至ったという。

 乙丸さんは、本書を制作しながらその内容を実践した。最初の1か月で、この10年で初めて仕事がない状態で帰郷できたそうだ。2016年末の年内に仕事が終わった。7年ほど土日も働いていたのに、だんだん土日が休めるようになってきた。働く時間が減って売上が下がったかというと、昨対1.5倍と大きく成長。まさにいいこと尽くめ。

 本書を実践し続けた乙丸さんは、ついに驚くべき成果を手にする――3月から半年間の世界一周旅行に行くことに決まったのだそうだ。ほぼ休みなしの状態から脱した乙丸さんの体験談は、会場から大いなる共感を誘っていた。

英語のコミュニケーション力は動詞ドリブンで

ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30

 次に登壇したのは『ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30』の担当編集者、田代裕大さん。アメリカを始めITの現場はグローバル化が進み、英語を母国語とするエンジニアのほうが少ない会社すらあるという。その中で日本人エンジニアがコミュニケーションを行うには、なにより動詞力が必要だとするのが本書である。

 プレゼンでは著者の板垣政樹さんから動画でメッセージが届いた。まさに当該の現場で働く板垣さんが痛感するのは、英語ノンネイティブが集まる職場だからこそ動詞で表現力を高めることが大事だということ。

 日本人はどうしても主語を言ったあとに詰まってしまうことが多く、それゆえ円滑にコミュニケーションを行えない。エンジニアであれば普段から英語の名詞を使いこなしているのだから、基本的な動詞30個を覚えればコミュニケーション問題は解決する。

 今ITの職場で必要なものはTOEICで900点の英語力ではなく、ミニマムな動詞力。動詞ドリブンでコミュニケーションできれば、エンジニアはいくらでも世界で活躍できるのだ。板垣さんのメッセージは、とても心強かった。

技術者がビジネスできれば最強

最強の働き方

 プレゼン大会も大詰め、最後はムーギー・キムさんが自著『最強の働き方』を紹介した。ちなみに、ムーギーさんはこの日のためにわざわざシンガポールから帰国するという熱の入れようで、自分が大賞を獲るのだと強く意気込んでいた。

 ムーギーさん自身、技術をビジネスにつなげる仕事をしており、そこで育まれた経験(特に上司に怒られたこと!)が存分に本書で明かされている。特に、またとないチャンスを意味する「Now or Never」という言葉には心を動かされたそうだ。

 本書は世の中のビジネス書と同じようなものにならないよう、ビジネスで優先順位の高い事柄を抽出、体系的・論理的で読みやすく、さらに笑いなど読んでいて楽しいように工夫。そして、イラストの表現にもこだわった。

 大事なのは、主体的に挑戦すること。凡時徹底すること。仕事にこだわりを持つこと。好きなこと、得意なこと、必要とされること(市場性のあること)を探し続けること。ぜひ自分でビジネスに取り組みたいと考えるITエンジニアに読んでほしい本だ。


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著者プロフィール

  • 渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)

     翔泳社マーケティング広報課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。ゲームとCOMPが好きです。

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