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イベントレポート

開発者の生産性向上、業務効率化に貢献する「Visual Studio 2017」――リリースイベントより

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 3月17日、「Visual Studio 2017」のリリースイベントがマイクロソフト品川本社で開催された。キーノートには米マイクロソフト SR プロダクトマネジャーのMichael Köster氏が登壇した。「Visual Studio 2017」はどのようなビジョンで開発されたのか。また、今後どのような方向に進んでいくのか。本記事ではセッションの概要を紹介する。

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米マイクロソフト SR プロダクトマネジャー Michael Köster氏
米マイクロソフト SR プロダクトマネジャー Michael Köster氏

登場から20年――「開発者中心」という思想は一貫して変わらない

 「ビジネスの成功にとってアプリケーションが最重要であるなら、アプリケーション開発者が使うツールは最高のものを使うべきだ。そしてその最高のツールとは、私たちが提供するVisual Studio 2017である」

 このようにKöster氏は力強く語り、「Visual Studio 2017」の解説を始めた。

 Visual Studioはリリースされて今年で20周年。この20年で、マイクロソフトもVisual Studioも大きく変わった。

 従来、マイクロソフトの技術は.NETやWindowsといった自分たちのプラットフォームに閉じられていた。しかし近年のVisual Studioは「全ての開発者が、どのようなアプリケーションでも開発できるツールとして提供している」という。例えば、Mac向けには「Visual Studio for Mac」が登場。「Macだけではなく、その他の世界にも広げていく」とKöster氏は語る。

 それだけではない。開発管理クラウドツール「Visual Studio Team Services」や、モバイルアプリのライフサイクル管理ができる「Visual Studio Mobile Center」などがラインナップされ、Visual Studioファミリーを拡充している。「これらを使うことで、デベロッパーはソフトウェアの開発に特化できる。より、すばらしい開発ができるようになる」とKöster氏は説明する。

 例えば中国の大手通信機器メーカーのHUAWEI(ファーウェイ)はVisual Studio 2017を導入し、開発スピードを上げて製品を素早くお客さまに届けている。高速インストール、インテリジェンス、クロスプラットフォーム開発などはファーウェイに欠かせない機能になっているのだ。

 このようにVisual Studioは20年間で、さまざまな刷新を行ってきたが、「ただ1点、変わらないものがある」という。それは「開発者を中心に考えていること」だ。

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

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https://codezine.jp/article/detail/10156 2017/05/31 14:00

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