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Microsoft、「PowerShell 6.0」のロードマップを発表

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 米MicrosoftのPowerShell開発チームは、「PowerShell 6.0」のロードマップについて公式ブログの7月14日(現地時間)付の記事で解説している。

 現在、PowerShellには、.NET Frameworkでビルドされ、WindowsおよびWindows Serverに標準で付属する「Windows PowerShell」と、.NET Coreでビルドされ、Windows/macOS/Linuxのクロスプラットフォームで利用可能な「PowerShell Core」の2つのエディションが存在する。

 PowerShell Coreの目標は、Windows PowerShellとの可能な限りの互換性の確保であり、最終的には「.NET Standard 2.0」として両者のバイナリ互換を目指している。

 なお、DnsClientやHyper-V、NetTCPIPといったWindows関連モジュールの大半は未だPowerShell Coreへの移植が完了していないが、.NET StandardやCDXMLといった一般的なWindows PowerShellのモジュールは、十分にPowerShell Coreで動作する見込みである。

 今後、「Windows PowerShell 5.1」は引き続きWindows 10およびWindows Server 2016に組み込まれ、サポートも提供されるが、大きな機能追加は行われず、バグフィックスが中心となる。開発の中心はPowerShell Coreに移行しているが、Windows Management Framework(WMF)にてリリースされているバージョンのサポートは引き続き提供される。

 2017年末のリリースが予定されている「PowerShell Core 6.0」の開発では、ファースト/サードパーティ製Windows PowerShell向けモジュールとの互換性のチェックに時間が割かれており、Microsoftは開発者に対して既存のPowerShell向けスクリプトやコマンドレットが「PowerShell Core 6.0」で動作するかどうかの情報を求めている。


【関連リンク】
日本マイクロソフト
「PowerShell Team Blog」(英語)
PowerShell Core(英語、GitHub)

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https://codezine.jp/article/detail/10322 2017/07/19 12:48

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