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これだけは押さえておきたい! Rails開発で使えるgemパッケージ/ツール

SEO対策の定番gem(sitemap_generator/meta-tags)をRailsで使おう

これだけは押さえておきたい! Rails開発で使えるgemパッケージ/ツール 第7回

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 本連載では、Rails開発において開発効率を格段に上げてくれること間違いなしの定番gemについてご紹介しています。前回は、テンプレートエンジンのSlimを紹介しました。今回は、連載2回にわたり、SEO対策で重宝する3つのgem、サイトマップを生成する「sitemap_generator」、metaタグを設置する「meta-tags」、パンくずリストを生成する「gretel」を紹介します。

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はじめに

 Rails製のWebアプリケーションを広く一般向けに公開するサービスとして運用する場合、リリース初期段階での集客手段はSNSなどで地道に拡散するか、Googleなどの検索エンジンにキーワードがインデックスされて流入を獲得するかのどちらかが主流です。

 特に後者の検索エンジン経由での流入を増やすには、適切なSEO対策をwebアプリケーションに適用する必要があります。

 SEO対策にはさまざまなものがありますが、リリース初期段階で対応する必要がある対策をより簡単にしてくれるRubyGemsは以下の通りです。

表:SEO対策用のRubyGems
SEO対策 RubyGems 
サイトマップ設置 sitemap_generator
metaタグ設置 meta-tags
パンくずリスト設置 gretel

SitemapGeneratorとは

 SitemapGeneratorは、検索エンジンに対してWebアプリケーション上の動的なページを通知するサイトマップを簡単に作成するためのrakeタスクを提供します。

 サイトマップとは、簡単にいえば、サイトの目次のようなもので、検索エンジンが理解できるよう特定の形式かつXMLでサイト内に配置します。

 SitemapGeneratorが提供する主なrakeタスクは以下の通りです。

表:SitemapGenerator提供のrakeタスク
コマンド 機能
rake sitemap:install サイトマップ生成ルールを記述するconfig/sitemap.rbの
ひな型を作成。
rake sitemap:refresh config/sitemap.rbに従ってpublic配下にサイトマップ
(sitemap.xml.gz)を生成して検索エンジンにping送信。
rake sitemap:create config/sitemap.rbに従ってpublic配下にサイトマップ
(sitemap.xml.gz)を生成(ping送信せず)。
rake sitemap:clean public配下に生成されたサイトマップを削除。

Railsアプリケーションの準備

 サイトマップを生成するにあたり動的なページ生成を行うRailsアプリケーションを用意する必要があります。ここでは、連載第5回で使用したものを流用するため、環境構築手順については割愛します。

 rails sコマンドでpumaサーバーを起動して「http://localhost:3000/articles」にアクセスすると以下のように表示されることを確認しておいてください。

準備済のRailsアプリケーション
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WINGSプロジェクト 竹馬 力(チクバ ツトム)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

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