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Webフレームワーク「Alinous-Core」でアプリケーション開発をはじめよう

触って試せるAlinous-Coreの基本スクリプト例12連発

例題からマスターするAlinous-Core


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Web/Detabase特化型言語Alinous-Coreの基本的な使いかたのサンプルを12連発で書きます。SQLとHTMLの扱いが言語のメインの機能になるのですが、スクリプト言語としての機能も備えており、さまざまな機能を実装することが出来ます。

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はじめに

 本稿はAlinous-Coreを動かしながら習得するためのサンプル集です。このサンプルを追っていくことによって、ほとんどのことはできるようになると思います。また、1つ1つの例が小さいので、各機能ごとに見ていくことができます。

 これらのサンプルはすべて動かすことができますので、実際にデバッガーのステップ実行で動きを追いながら学習できます。記事を読んだあとには、ぜひ、ダウンロードして実際に動かしてみてください。

まずは基本から

HTMLの表示

 Alinous-Coreは、スクリプトが存在しない状態では、普通の静的なHTML表示をする形になります。以下のHTMLファイルを作成し、ブラウザから「http://localhost:8080/sample01.html」にアクセスしてください。

sample01.html
<html>
  <head>
    <title>SAMPLE01</title>
  </head>
  <body>
    <h1>タイトル</h1>
    <p>
    このページはHTMLのみのページです。<br>
    "sample01.alns"が無くともちゃんと表示されます。
    お好きな内容を書いて確かめてみてください。<br>
    </p>
  </body>
</html>

CSSの読み込み例

 拡張子がAlinous-Coreで予約されているhtmlalns以外のファイルに関しては、通常通りHTTPでファイルをダウンロードすることができます。下の例では、CSSファイルをlinkタグで指定して読み込んでいます。

sample02.html
<html>
  <head>
    <title>SAMPLE02</title>
    <link rel="stylesheet" href="test.css" type="text/css" />
  </head>
  <body class="layout-two-column-right main-index">
    <h1 id="banner-header">タイトル</h1>

    このページはHTMLのみのページですが、<br>
    cssファイルを追加しました。<br>
    (test.css)<br>
    お好きな内容を書いて確かめてみてください。<br>
    <br>
    あまりイケてないですが、"test.css"の内容を確認してみてください。
  </body>
</html>

htmlにロジックを加える

 次に、ロジックであるAlinousScriptを加えます。ロジックを加えるには拡張子がalnsのファイルを用意します。まずは、何もしないスクリプトを追加します。スクリプトでは、最後に必ず0をリターンするようにしてください。コメントはJavaやC++と同様、//で行う1行コメントと、/**/で囲まれた複数行コメントとの両方をサポートしています。

sample03.alns
// これはコメント行です
/* これもコメントです */

return 0;
sample03.html
<html>
  <head>
    <title>SAMPLE03</title>
  </head>
  <body>

    <h1>タイトル</h1>
    このページはHTMLのみのページですが、<br>
    ロジックファイルが追加されています。<br>
    お好きな内容を書いて確かめてみてください。<br>
    <br>
    <br>
    "sample03.alns"の内容を確認してみてください。
  </body>
</html>

変数を使う

 次に、変数を使います。変数は、AlinousScriptのなかで定義することができ、その定義した値をHTML内にマクロをつかって書き出すことができます。

sample04.alns
// なにか文字列を変数にしてHTMLに渡してみましょうか
$moji1 = "文字列だよ";
$suji1 = 2;

return 0;
sample04.html
<html>
  <head>
    <title>SAMPLE04</title>
  </head>
  <body>

    <h1>タイトル</h1>
    このページはHTMLのみのページですが、<br>
    ロジックファイルが追加されています。<br>
    お好きな内容を書いて確かめてみてください。<br>
    <br>
    "sample04.alns"の内容を確認してみてください。<br>
    <br>
    この下にsample04.alnsの$moji1で設定した値が表示されているはずです。
    <br>
    {$moji1}<br>
    この下にsample04.alnsの$suji1で設定した値が表示されているはずです。
    <br>
    {$suji1}<br>
    実は、文字列型と数値型を区別しているんですよ!<br>
  </body>
</html>

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この記事の著者

飯塚 友裕(イイヅカ トモヒロ)

Eclipse関連のソースコード自動生成プロダクトの開発者。ソースコード自動生成エンジンを他社に供給する技術エンジン会社「CROSSFIRE JAPAN, INC.」で、O/RマッピングツールやJavaによるSQLパーサーを開発。現在、NetBeans.org(米国)のパートナー。最近は、Alinous-Coreを利用したパッケージビジネスを行っています。SEO対策対応ECサイト構築パッケージOpen-ECAlinous-Coreのソースコードダウンロードhttp://sourceforge.jp/projects/alinous-core/はてなブログhttp://d.hatena.ne.jp/i-zuka/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/1373 2008/09/03 13:57

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