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自分自身で課題を解決するDX事例紹介

新人教育で勤怠管理botを育てよう!~IT初心者の体験記~

自分自身で課題を解決するDX事例紹介 第5回


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 本連載では、DX(デジタルトランスフォーメーション)、その中でも特に業務効率化をテーマに、プロトアウトスタジオの生徒や関係者が日々の生活や業務で発生している課題を見直し、技術を活用しながら解決していく方法をご紹介していきます。第5回となる本記事は、新米エンジニアが「新人教育としてのプロトタイプ」を行った体験記をご紹介します。

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 こんにちは。プロトアウトスタジオ4期生の賀野(@canonno_blog)です。普段は某飲料会社でAIエンジニアとして働いています。大学では微生物学を専攻し、就職を機にIT業界に仲間入りをした新米エンジニアです。Hogehogeのホの字も分からなかったそんな私が、配属直後に与えられた課題が「勤怠管理botの機能強化」。今回は「新人教育としてのプロトタイプ」を実際に行った体験記をご紹介します。

 私のようなIT初心者向けの教育方針(新人教育方法)を模索している方を対象にしているため、Slack Botの作り方の詳細やプログラムコードは割愛しています。

対象読者

  • 自動化に興味のある方
  • IT初心者のメンターをしている方
  • IT初心者で何か自己研鑽に取り組みたい方

勤怠管理Slack bot

 私の部署では、Slackを使った簡単な勤怠管理を行っています。朝8時と9時のタイミングで、全員の予定がSlackの#generalチャネルに共有されます。「今日はどこで仕事をするか」や「休暇か出勤か」といった予定管理として利用しています。

図1:全員の予定がSlackの#generalチャネルに共有
図1:全員の予定がSlackの#generalチャネルに共有

 予定は事前におのおのが#calendarチャネルに、#出社予定ハッシュタグをつけることで記録できます。2/1に休暇の予定を入れたい場合は、「#出社予定,2/1,休暇」と投稿することで登録が可能です。

図2:今回の課題の成果物
図2:今回の課題の成果物

 配属当初は、1スレッドで1日の予定しか登録することができませんでした。そこで、私は力試しとして納期1カ月で「複数日程を一度にインプット可能になるように実装する」「そのほか実装できそうな機能があれば提案する」の2点を実施することになりました。

新人教育のためのプロトタイプ

 私の所属する部署は、AIや量子コンピュータをはじめとした先進技術を社内に輸入するミッションを負っています。社内展開の価値があるかどうかを検討するためにも、いまだ先例の無い技術を実際に動かしてみるという力が非常に大事になってきます。

 その一方で、必要な情報を上司からとってきたり、整理して報告したりするコミュニケーション能力も大事になります。先進技術を導入するビジネス的価値はあるのか、見通しはどうであるのか、誰に話を通しておく必要があるのかといった、対話力も求められます。

 

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この記事の著者

賀野 壮一朗(カノ ソウイチロウ)

 AWS SageMakerを主に使いAI/機械学習構築を担当しているAIエンジニア。プロトタイプ力をつけるため、プロトタイピング専門スクール「プロトアウトスタジオ」の4期生として入学する。卒業制作ではストリートピアノ専用line botを開発し、近日リリース予定。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/13841 2021/05/17 19:57

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