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O'Reilly Mediaが米国のクラウド技術者の労働環境を調査、年収平均は18万2000ドル

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 米O'Reilly Mediaは、米国で働くクラウド技術者の給与や働き方などを調査した結果をまとめた「2022 Cloud Salary Survey」を6月22日(現地時間)に発表した。

 今回の調査対象は米国在住、18歳以上で、クラウドアプリを開発していたり、クラウド環境を管理しているなど、クラウド技術を仕事に使用している労働者だ。調査はアンケート形式で実施した。回答数は1408で、有効回答数は778。

 調査対象の年収平均は18万2000ドル(1ドル=135円換算で、2457万円)。最も回答者が集中した給与帯は15万ドル(2025万円)から17万5000ドル(2362万5000円)。7%の回答者は30万ドル(4050万円)以上を稼いでおり、2.4%は40万ドル(5400万円)以上を手にしている。

 新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから、在宅勤務に移行する企業が増加したが、今回の調査でもその傾向は表れている。在宅勤務をしていないという回答は全体のわずか6%にとどまり、63%が完全に在宅勤務に移行したと回答している。そして残りの31%が週に1〜4日に限って在宅勤務だとしている。

 使用しているプログラミング言語については、59%がPythonと回答し、49%がSQL、45%がJavaScript、32%がJavaとなっている。これら上位4言語は、労働市場でも強く求められる言語だが、高い給与にはつながらないようだ。言語ごとの平均給与を見ると、Pythonが18万7000ドル(2524万5000円)、SQLが17万9000ドル(2416万5000円)、JavaScriptが18万1000ドル(2443万5000円)、Javaが18万8000ドル(2538万円)となっている。

 言語ごとの平均給与で高い値を記録したのはScala、Rust、Goといった、比較的需要が少ない言語だ。需要は少ないが、使いこなせる技術者が少ないということが、高い給与につながっていると考えられる。ちなみに、Scalaエンジニアの平均給与は21万1000ドル(2848万5000円)で、Rustエンジニアは20万2000ドル(2727万円)、Goエンジニアは21万ドル(2835万円)となっている。

 今回の調査では、性別や住んでいる州、所持している資格などによる給与の違いを調査した結果なども公表している。

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