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リスキリング実施率が高いのは「エンジニア・技術開発系」、リインフォースが「リスキリングに関するアンケート」を実施

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 リインフォースは、フリーランス・副業・複業人材を対象に実施した「リスキリング(学び直し)に関するアンケート」の調査結果を3月23日に公開した。

 本調査は、2022年12月8日〜12月21日の期間にインターネットを利用したアンケート調査で行われ、20代から60代のフリーランス・副業・複業人材1053名から有効回答を得ている。

 「リスキリングに取り組んだことがある」と回答したフリーランス・副業・複業人材のうち、最も多かった職種は「エンジニア・技術開発系(15.5%)」で、次に「クリエイティブ・Web系(13.3%)」が続いた。

 また「コンサルティング系(5.5%)」や「マーケティング系(5.3%)」「教育系(4.9%)」も5%前後となっており、さまざまな職種の人がリスキリングに取り組んでいることが分かる。

 リスキリングに取り組んだ理由は、全ての職種で「仕事の幅を広げるため」と回答した人が最多で5〜7割以上を占めている。その他の特徴として、「副業(複業)」を理由に挙げた人は「クリエイティブ・Web系」に多く36.8%だった。

 次に「人事・人材系」「企画・事務系」では、「転職のため」と答えた人が4〜5割と多い。「専門知識を身に付けるため」や「資格を取得するため」の回答率も相対的に高いことから、転職を見据えて計画的にリスキリングに取り組んでいる人が多いことがわかる。

 リスキリング実施者に最も選ばれている分野は「プログラミング(30.0%)」で、ほぼ全ての職種で高い割合となっている。

 さらに職種別に掘り下げると、「エンジニア・技術開発系」の人は「情報セキュリティ(44.3%)」「プログラミング(41.8%)」「データ分析・統計分析(39.2%)」の3つに取り組んでいる人が多く、「クリエイティブ・Web系」では「プログラミング(42.6%)」や「Web・動画制作(32.4%)」が人気だった。

 また「コンサルティング系」は「コンサルティング(53.6%)」の実施率が最も高く、「マーケティング系」では「データ分析・統計分析(40.7%)」が最も選ばれている。

 次に「人事・人材系」と「企画・事務系」を見ると、「データ分析・統計分析」「情報セキュリティ」「プログラミング」に人気が集中している。一方で「AI・機械学習」「仮想通貨・NFT」「Web3.0・メタバース」など新規領域の実施率も高く、多角的にリスキリングに取り組む人が多いことが見て取れる。

 最後に「士業系」では、「データ分析・統計分析(41.2%)」が最多となった。公認会計士・税理士・社会保険労務士などの士業は、業務上顧客の様々なデータを扱うことが多く、データ分析や統計分析のスキルが有用であることが示されている。

 前述の学習分野を選んだ理由について、「エンジニア・技術開発系」「クリエイティブ・Web系」「マーケティング系」の3つの職種では、「現在の仕事で必要なスキルだから」と「現在の仕事に関連はないが、新しい分野のスキルを身に付けたいから」の2つを挙げた人が4割強と高い割合だった。

 次に「人事・人材系」「企画・事務系」は、「現在の仕事に関係はないが、新しい分野のスキルを身に付けたいから」と「副業(複業)するために必要だから」、この2つの回答が特に多く5~6割を超えている。

 最後に「士業系」では、「現在の仕事に関連しているが、まだ持っていないスキルだから(58.8%)」という理由を挙げた人が、全職種の中で最も高くなっている。

 リスキリングに取り組んだ方法は、「エンジニア・技術開発系」「クリエイティブ・Web系」「コンサルティング系」の職種では「eラーニング」が最も人気となった。

 また「営業・販売系」では、「eラーニング」「動画サイト」「オンラインセミナー」「社会人大学」がいずれも3割程度となっており、さまざまなツールで学んでいる人が多いことが分かった。

 全体を通して、6割の人が「eラーニング」と「オンラインセミナー」を選んでいることがわかった。

 リスキリングに取り組む上で必要なことは、「学習分野および最適なツールの選択(44.3%)」と「自身のキャリアプランの明確化(43.2%)」である、と回答した人が最も多く全体の9割を占めている。

 職種別に見ると、「エンジニア・技術開発系」「クリエイティブ・Web系」「教育系」では似た傾向が見られ、4〜5割以上の人が「キャリアプランの明確化」が最も重要であると回答した。

 次に「人事・人材系」「企画・事務系」では、「継続するための仕組みづくり」と「資金の準備」と回答した人が5割を超えている。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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