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コドモに伝える組込みソフトウェア開発

ハードウェアの話とコードの生成

LEDを点灯させる


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 今回と次回で、前回インストールした開発環境を実際に動作させて、その使い方をひととおり学びます。マジカルボックスの基板に実装された任意のLEDを点灯させてみます。今回はちょっと長丁場ですが、頑張って輝くLEDにたどり着きましょう。  

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LEDとポート

 マジカルボックスの基板には、LED(発光ダイオード)が5つ実装されています(写真1)。これらはマイコン78K0S/KA1+のポートという端子に接続されています。ポートというのは、英語で港を意味するportと同じ単語です。港ではさまざまな人や荷物が出入りするのと同様に、マイコンのポートはマイコンと外部回路との間で情報を入出力するのに使います。

写真1:基板上のLED(発光ダイオード)
写真1:基板上のLED(発光ダイオード)

 図1のように、ポートには外部回路の信号を読むための入力ポートと、外部回路に信号を出すための出力ポートの2種類があります。これらは多くの場合、マイコンの中の設定で入力として働くか出力として働くかを選ぶことができます。また、ポートで扱うことのできる信号は、ポート1本あたり0か1かのデジタル値だけです。ポートをたくさん持っている大きなマイコンでは、ポートを8本まとめて1バイトとして扱うこともあります。

図1:マイコンのポート
図1:マイコンのポート

ポートアサイン

 表1は、マジカルボックスのLEDが、それぞれマイコン78K0/KA1+のどのポートに接続されているのかを示しています。このような情報を、ポートアサインといいます。

表1:LEDの接続ポート
D7(赤) P123
D6(赤) P45
D5(赤) P130
D4(赤) P23
D3(緑) P22

 LEDはそれぞれ、接続されたポートを1にすると点灯するように回路設計されています。たとえばD5のLEDを光らせるには、P130というポートに1を出力すればよいというわけです。

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この記事の著者

舘 伸幸(タチ ノブユキ)

NECマイクロシステム株式会社 勤務NPO法人SESSAME 所属開発ツールのソフトウェア開発を経て組込みソフトウェア開発に従事。プライベートにも半田ごては手放さない。2006年からSESSAME に参加。若い世代に物を作る楽しさを伝えていきたい。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/3799 2009/04/03 11:17

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