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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure 7月の更新:SQL Database、Traffic Manager、AutoScale、仮想マシン

連載:ScottGu's Blog翻訳

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 本稿は、Scott Guthrie氏のブログを、氏の許可を得て、翻訳、転載したものです。米Microsoft社の副社長で、ASP.NETやSilverlightの開発チームを統率する氏のブログでは、次期製品を含む最新の技術をいち早く紹介しています。

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 原典:Windows Azure July Updates:SQL Database,Traffic Manager,AutoScale,Virtual Machines

Windows Azure7月の更新:SQL Database、Traffic Manager、AutoScale、仮想マシン

 Windows Azureに素晴らしい更新がありました。新機能には以下のものがあります。

  • SQL Databases:自動SQLエクスポートと新しいプレミアム層のSQL Databaseオプションをサポート
  • Traffic Manager:HTMLポータルでWindows Azure Traffic Manager管理をサポート
  • AutoScale:Windows Azure Mobile Services、Service Bus Queue Depth対応のAutoScaleルール、AutoScaleアクションに対するアラートをサポート
  • 仮想マシン:管理ポータルのIaaS管理を更新

 上記の新機能はすべて現在使用可能です(注:まだプレビューのものもあります)。以下はその詳細になります。

SQL Databases:自動SQL Databaseエクスポートのサポート

 リクエストの多い機能の一つが、StorageアカウントへSQL Databaseを定期的に完全自動でエクスポートする機能でした。今後はWindows Azureのビルトイン機能です。設定したスケジュールでStorageアカウントの.bacpacファイルに、SQL Databaseのトランザクション的に一貫性のあるコピーが、自動で定期的にエクスポートできるようになりました。

 この機能を利用する場合、自動エクスポートルールを設定したいSQL Databaseの“CONFIGURATION”タブをクリックしてください。

 “EXPORT STATUS”上の“AUTOMATIC”設定をクリックすると、いくつかの設定オプションが出てきて、選択したStorageアカウントの.bacpacファイルに自動的にエクスポートできるよう、データベースが設定できるようになります。

 エクスポートの時間やスケジュールは完全に自動化できます。

 デフォルトでは、1週間に1回で設定されていますが、1日に1度の頻度でも設定できます。

 初回のエクスポートの開始日時は、Start Dateで設定します。時間はUTCなので、米国東海岸時間の午前0時に設定したい場合は、5:00AM UTCにします。データベースのサイズによってはエクスポートは数時間かかってしまうこともありますので、エクスポートの完了時間は確定されないことにご注意ください。

 次に、各エクスポートファイルを保持する日数を指定してください。エクスポートファイルは複数持てます。

 “Always keep at least one export”オプションを使用して、最低1つのエクスポートファイルをバックアップとして使用してください。これは、保持する期間よりも優先されるため、30日間バックアップを停止したとしても、エクスポートは保持されたままになります。

 最後に、自動エクスポートを使用するサーバーログインとパスワードを指定してください。

 自動エクスポートに必要な情報を提供し、Saveをクリックすれば、開始日の開始時間が来ると初回のエクスポートが自動的に行われます。データベースのエクスポートの状況(および最後に実行された日付・時間)は、SQL Databaseの“DASHBOARD”タブのquick glanceという一覧で確認できます。

エクスポートされたものから新しいデータベースを作成

 もしエクスポートされたコピーから新しいSQL Databaseを作成したい場合は、Windows Azure管理ポータルで、New->Data Services->Sql Database->Importオプションを選択してください。

 そうすると、StorageアカウントからSQL Databaseエクスポートに対して、.bacpacファイルを選択するダイアログが表示され、簡単にデータベース(任意の名前をつけて)再作成できます。

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WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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