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「PyCon APAC 2013 in Japan」レポート

PyCon APAC 2013 in Japan 開催前レポート
~第1回 開催概要

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 広報の筒井です。毎年日本で開催している「PyCon JP」ですが、今年はアジア太平洋地域を対象にした「Python Conference Asia-Pacific 2013 in Japan(略称:PyCon APAC 2013 in Japan)」として開催することになりました。PyCon APAC 2013 in Japanの魅力を多くの人に知っていただくために、今回から数回に分けて各担当者が見所をお伝えします。

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座長挨拶

 座長の寺田学です。

 PyConは、Pythonユーザが集まり、PythonやPythonを使ったソフトウェアについて情報交換し、交流するためのカンファレンスです。PyCon APACの開催を通してPythonの使い手が一堂に会して、他の分野などの情報や知識や知人を増やす場所とすることが目標です。

 今年で4回目となるPyCon APACですが、日本のPyCon JPチームが中心となり、初めて日本で開催します。PyCon APACはアジア太平洋地域のPyConとして、過去3回シンガポールで開催されました。

 毎年のPyCon JPと同様にテーマとしてのスローガンを設けました。PyCon APAC 2013 in Japanは十二支の巳年(へび年)ということもあり、PyCon APACの標語を「The Year of Python」としました。今年は過去のPyCon JPを質・量ともに発展させ、海外から2名の基調講演者の招致や、英語での発表項目を増やすなど、より国際的なカンファレンスになることを目指しています。

 今年も多くのスポンサー様、パトロンスポンサーの方々にご協力をいただいています。スポンサー・パトロンの方々に重ねて御礼申し上げます。

 へび年もからみ、多くのアジア太平洋地域に開いた国際的な交流が生まれることを期待しています。参加者のみなさまにはPyCon APAC 2013 in Japanで国際的な交流を楽しんでいただければ幸いです。

基調講演

 今年は、海外からお二人の方に来日いただき、基調講演に登壇をお願いしました。詳しくは、次セッションにて紹介をしております。どちらのセッションも、楽しめる内容となるでしょう。ご期待ください。

チュートリアル

 2日間のメインカンファレンスデーに先立ち、9月13日(金)に本体チケットとは別の有料チュートリアルを開催することになりました。海外のPyConではPythonなどの講義を集中的に受け、仕事で使える技術を持ち帰る事を目的に、チュートリアルデーを設けることがあります。それに習い、今回のPyCon APAC 2013 in Japanでも開催いたします。

 詳細は、改めてご紹介をいたします。

英語セッションと日本語セッション

 APAC(アジア太平洋地域)を対象にということで、英語セッションの充実を計りました。海外からの講演者も多く登録いただいております。それに負けず劣らない日本語セッションも準備しております。

 また、Pythonならではの幅広い分野への応用や、著名なツールの紹介、さらに最新のPython動向を、英語でも日本語でも楽しめるように構成しています。

開催概要

 広報の筒井です。開催概要について紹介します。

開催概要
日程 チュートリアル 9月13日(金)
カンファレンス 9月14日(土)、15日(日)
パーティ 9月14日(土)
開発スプリント 9月16日(月・祝)
場所 チュートリアル ホテルローズガーデン新宿
カンファレンス 工学院大学 新宿キャンパス
パーティ Tokyo Cafe 202
開発スプリント 工学院大学 新宿キャンパス
参加費 チュートリアル 19,800円(カンファレンス参加費を含む)
カンファレンス 6,000円(学生 3,000円)
パーティ 6,000円
開発スプリント 無料
参加登録先 チュートリアル http://connpass.com/event/3127/
カンファレンス http://connpass.com/event/2703/
パーティ http://connpass.com/event/2921/
テーマ The Year of Python
形式 カンファレンス
マルチトラック(英語2トラック、日本語2トラック)
運営 PyCon JP 運営チーム(座長 CMSコミュニケーションズ 寺田)
Webサイト http://apac-2013.pycon.jp/ja/index.html
Twitterハッシュタグ #pyconapac

基調講演

 広報の筒井です。今年の基調講演には、海外からお二人の著名なPythonistaをお迎えします。ここでは、基調講演者のプロフィールについて紹介します。

1人目 Georg Brandl(@birkenfeld)氏について

 Georg Brandl氏は2005年からPythonコアデベロッパーとして活動し、2008年にはPSF Community Awardsを受賞されている、Pythonコミュニティの中心的なメンバーです。現在はPython 3.2と3.3のリリースマネージャーであり、ドキュメント作成の責任者を担当されています。また、ドキュメント生成ツールSphinxの作者でもあります。

 Python 3といえば、現在Pythonエンジニアが最も注目する話題の一つです。また、SphinxはPythonに限らず様々な場面で使われるドキュメント作成の定番ツールです。Pythonのみならず世界のソフトウェア開発に影響を与えているGeorg Brandl氏の講演は、聞く人のPythonの習熟度に関わらず、非常に興味深いものになるでしょう。

2人目 Rian Hunter(@timeserena)氏について

 Rian Hunter氏は、ファイル共有サービスDropbox3番目のエンジニアであり、アルファ及びベータバージョンの頃からの初期メンバーです。

 現在のところ伺っている情報では、講演のタイトルは「1 million lines of Python」とのことです。「1 million lines」とは聞いただけで圧倒されそうですが、Rian Hunter氏ならではの貴重な講演になりそうです。

 ちなみに、Rian Hunter氏の好きなビデオゲームはヨッシーアイランドだそうです。また、Twitterの背景画像が日本のアニメのキャラクターのようです。同じ趣味を持っている方は、彼と親しくなれるチャンスかもしれません。

まとめと次回

 今回は、PyCon APAC 2013 in Japanの座長挨拶、開催概要、基調講演について紹介しました。

 次回は、プログラム担当によるプログラムの紹介です。今回の新たな試みである9月13日(金)のチュートリアルと、9月14日(土)、9月15日(日)に行われるセッションについてお伝えします。

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この記事の著者

寺田 学(テラダ マナブ)

一般社団法人PyCon JP 代表理事。Plone Foundation Ambassador。株式会社CMSコミュニケーションズ 代表。NVDA日本語チーム 監査。Zope/Ploneの専門家として,大学系・公共系などのCMSコンサルティングや構築を手がけている。PyCon JPには、初回からスタッフとして活動。他のOSS活動も行っている。開発者してはPloneコアコミッターとして,Ploneの開発にも携わっている。Tw...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

筒井 隆次(ツツイ リュウジ)

本業はWebエンジニア。メイン言語はJava、PHP、Python。Pythonを学んだのは2011年ごろで、Python歴はまだ浅いのですが、書きやすさから今では一番お気に入りの言語になりました。最近、仕事でも念願のPython(Django)デビューができました(PyCon JPスタッフ活動のおかげかも?)。Twitter: @ryu22e Blog: ryu22eBlog

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https://codezine.jp/article/detail/7342 2013/08/26 14:00

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