SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

特集記事

Bootstrapホスティングサービス「Bootstrap CDN」の使い方と、Webサイトの基本パーツの実装

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 CSSフレームワーク「Bootstrap」のホスティングサービス「Bootstrap CDN」を使えば、ファイル一式をダウンロードすることなく、すぐにカッコイイWebサイトを作ることができます。本記事では、「Bootstrap CDN」を利用したWebサイト制作と、Webサイトを見やすくするためのタブ表示、アコーディオン表示、ポップオーバー表示の実装方法をご紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

対象読者

  • とりあえずWebサイトを作成してみたい方
  • 作成したWebサイトにタブ、アコーディオンメニュー、ポップオーバーを実装したい方
  • Bootstrapについて学びたい方

BootstrapをWebサイトを作成する

 Webサイトを作成するにあたって何が一番厄介かというと、最初の骨組みを作ることです。

 一番重要で一番楽しいのはコンテンツの中身を作成することですが、そこへ辿り着くまでの骨組みを作る途中で心が折れてしまう人が大半だと思います。

 Bootstrapを利用することで、骨組を作成する段階をすっ飛ばして、コンテンツを作成、装飾していく段階へと一気にもっていくことができます。

 まずはBootstrapを利用して、基本のWebサイトを作成してみましょう。すでにBootstrapを組み込み済みのサイトを持っている方はこちらの工程は飛ばしてください。

Bootstrap CDNを利用してBootstrapをサイトに組み込む

 Bootstrapをホスティングしてくれる「Bootstrap CDN」を利用することで、特にファイル一式をダウンロードすることなく、あっという間にBootstrapをサイトに組み込めます。

 最低限読み込むのは下記の3つのファイルです。

Bootstrapを組み込むのに必要なファイル
<link rel="stylesheet" href="//maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.2.0/css/bootstrap.min.css">
<script src="//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.1/jquery.min.js"></script>
<script src="//maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.2.0/js/bootstrap.min.js"></script>

 こちらをhead内とbodyの閉じタグの直前で読み込んで下記のように記述します。

Bootstrapを組み込んだ基本のサイトソース
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<meta name="description" content="">
<meta name="author" content="">
<title>タイトル</title>
<link rel="stylesheet" href="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.2.0/css/bootstrap.min.css">
</head>
<body>
<div class="container">
Hello!
</div>

<script src="//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.1/jquery.min.js"></script>
<script src="//maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.2.0/js/bootstrap.min.js"></script>
</body>
</html>

 さらにサイトのナビゲーションとなるグローバルメニューを追加してみましょう。

 Bootstrapではさまざまな形状のグローバルメニューが用意されていますが、ここではヘッダー固定のナビゲーションのソースをご紹介します。

ヘッダー固定のナビゲーションのソース
<div class="navbar navbar-inverse navbar-fixed-top" role="navigation">
<!-- navbar-inverse で黒系ナビゲーションの指定をしています。-->
<!-- navbar-fixed-top でヘッダー固定の指定をしています。-->
<div class="container">
<div class="navbar-header">
<button type="button" class="navbar-toggle collapsed" data-toggle="collapse" data-target=".navbar-collapse"> <span class="sr-only">Toggle navigation</span> <span class="icon-bar"></span> <span class="icon-bar"></span> <span class="icon-bar"></span> </button>
<!--button~はウインドウのサイズが780px以下になった時に表示されます。-->
<a class="navbar-brand" href="#">Bootstrap</a>
<!--こちらにサイト名を入れます。-->
</div>
<div class="collapse navbar-collapse">
<ul class="nav navbar-nav">
<li class="active"><a href="#home">ホーム</a></li>
<li><a href="#tab">タブ</a></li>
<li><a href="#accordion">アコーディオン</a></li>
<li><a href="#popover">ポップオーバー</a></li>
</ul>
</div>
<!--/.nav-collapse -->
</div>
</div>
ヘッダー固定のナビゲーション
ヘッダー固定のナビゲーション
ヘッダー固定のナビゲーション(スマホ表示版)
ヘッダー固定のナビゲーション(スマホ表示版)

Bootstrapでタブを表示する

 続いてタブを表示する方法です。

 タブ表示はさまざまな場面で利用できます。

 例えば無料グループウェア「アイポ」の場合、コミュニティサイトで利用されています。コミュニティサイトへどのような目的で訪れてどのようなコンテンツを探しているかの切り替えをタブで見やすくしています。

利用方法

 タブを利用したい場所に下記のソースをペーストします。

タブ表示用ソース
<!--タブ部分のソース-->
<ul class="nav nav-tabs">
<li class="active"><a href="#tab1" data-toggle="tab">タブ1</a></li>
<li><a href="#tab2" data-toggle="tab">タブ2</a></li>
</ul>
<!-- / タブ部分のソース-->

<!--コンテンツ-->
<div id="myTabContent" class="tab-content">
<div class="tab-pane fade in active" id="tab1">
<p>コンテンツ1</p>
</div>
<div class="tab-pane fade" id="tab2">
<p>コンテンツ2</p>
</div>
</div>
</div>
<!-- / コンテンツ-->

 何もしないままだとタブ部分とコンテンツの間が狭すぎるため、タブ部分とコンテンツの間にスペースを開けたい場合は以下のCSSを追加します。

タブ表示用追加CSS
.tab-pane {
    margin-top:20px;
}
タブイメージ
Bootstrapでタブ表示

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
Bootstrapでポップオーバーを表示する

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
特集記事連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

原田 由香里(ハラダ ユカリ)

TOWN株式会社所属クラウドホスティング「kousoku AWS」AWS(Amazon Web Services)の入門に便利なAMIを配布しています。AMIを利用することでEC-CUBEやWordpressなど40以上のオープンソースをAWS上で今すぐ簡単に利用開始していただけます。ソースコードの...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/8145 2014/10/06 17:02

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング