コードジンのヘッダーが入ります Developers Summit 2010

アイエニウェア・ソリューションズ株式会社

Developer Summit 注目のセッション

RDB入門~アプリケーション開発者が陥りやすいDB開発の落とし穴~

磯辺 信雄 アイエニウエア・ソリューションズ株式会社 エンジニアリング統括部 システムエンジニアチーム 課長

現在、開発されるシステムの形態はクライアント/サーバ、 Web 、クラウド等、様々ですが、 RDB は依然としてシステムのバックエンドには必須と言える技術です。
開発プラットフォームによっては、 RDB の技術をあまり知らずともシステム構築が可能な場合もありますが、 RDB の素の技術は知っておくに越したことはありません。
RDB は様々な製品が各社からリリースされており、各社それぞれの特徴がありますが、 ISO の規格に準拠している部分について言えば標準化されているため製品が違っても考え方は同じと言って良いでしょう。
今回のセッションでお話しさせていただく内容は、弊社で販売する RDB 製品「 SQL Anywhere 」の導入、開発の支援を行ってきた経験から、 RDB を使ったシステム開発において陥りやすい誤りや考慮点を解説していきます。 一部の内容を紹介すると
・業務ロジックを元に作った SQL のパフォーマンスがでない。
・アプリケーションの改修をしてから、特定の処理で停止することがある。
・テンポラリ領域が足りなくなった。
等についてその原因と対策を説明していきます。


次世代型情報取得システムの構築技法 ~ CRUSE開発を通じて

伊藤 純一 アイエニウエア・ソリューションズ株式会社 デジマビジネスユニット シニアエンジニア

クラウドの発達によりインターネットを通じ多くの情報が提供されるようになってきました。また iPhone や Android などのスマートフォンユーザーも増えてきおり、移動時に豊富な情報を得る環境が整いつつあります。しかしスマートフォンは、携帯より画面が広いとはいえ多くの情報を一度に閲覧できるほどではありません。また入力手段も乏しく、ソフトキーやタッチパネルなどで欲しい情報を的確に指示することも大変です。このような環境に「キーワード入力⇒結果一覧」という PC の検索方法をそのまま適用するのは限界があります。この課題に対しては次のようなアプローチが必要であると考えます。
・ユーザーの自分の意図を自由な方法かつ最小限の労力でシステムに伝えることができる
・ユーザーはシステムのナビゲートを受けデータをいろいろな切り口から得ることができる
この考えを基に作られたシステムが“文脈指向マルチモーダル”です。このシステムはマルチモーダル(入力:音声認識・文章入力・位置情報。出力:音声出力・地図表示) 、文脈依存 UI 、パーソナライズ操作ヒントといった要素技術を組み合わせて作られています。我々はこのシステムをクラウドからのデータ取得に適用して、次世代型の情報取得システムである CRUSE の開発に取り組んでいます。
このセッションでは、 CRUSE の事例をもとにシステムを構成する要素技術を解説します。また開発の中で得られたシステム構築のノウハウについても説明をしたいと思います。


出展企業

アイエニウェアは、 1981 年カナダ・オンタリオ州ウォータールー大学・コンピューターサイエンスグループの研究室に所属する 3 名により操業された、 Watcom C/C++ などのコンパイラ(現在はオープンソース)を開発していた WATCOM Corporation を母体とする会社です。
本社開発陣には、 Watcom 当時より勤続 30 年以上の技術者も多く、外資系企業としては異例ともいえる人員の定着率で技術や知識の継続性・一貫性を確保しています。これにより日本のお客様にも十分満足いただける信頼性の高い製品と安定したサービスやサポートを長く提供しています。
1995 年に企業システムと分散環境のデータを相互に交換する、モバイルコンピューティング市場初の双方向シンクロナイゼーション技術を開発して以降、特にモバイルなどフィールドの業務を支援するインフラとなるソフトウェア・ソリューションに注力してきました。現在の会社名であるアイエニウェア・ソリューションズのアイは Information のアイを意味し、その名のとおりいつでもどこでも必要な情報にアクセスし、ストレスなく利用できる Information Anywhere の実現を目指しています。
いくつかの M&A を経て製品群が強化され、現在提供しているソフトウェアには、 POS レジのデータ管理や財務・会計等のパッケージソフト、配送員・メンテナンス要員の機器のデータ管理などデータセンター外のデータ管理に実績の高い、使いやすくメンテナンスフリーな RDB 「 SQL Anywhere 」、基幹の Oracle などのデータベースと各種機器上のデータベースとの双方向同期ミドルウェア「 Mobile Link 」、 iPhone などスマートフォンで Notes などの PIM 情報のオフライン利用やシンプルなワークフローの開発が可能な「 Mobile Office 」、分散人工知能( Dejima )をベースとした自然言語解析と対話エンジン「 Answers Anywhere 」、 RFID システム構築のためのミドルウェア「 RFID Anywhere 」、 Web GIS エンジン「 Coboplan Maplet 」などがあります。

製品紹介

調整中

製品ジャンル: 1. Answers Anywhere 2. SQL Anywhere
製品価格: 1. 開発ツール 2. RDBMS

CodeZine掲載の記事もぜひご覧ください。

- 高速、小容量の自然言語解析で直感的な対話型インターフェースを実現する「 Answers Anywhere 」 http://codezine.jp/article/detail/4076
- エージェント・ネットワークの仕組み http://codezine.jp/article/detail/4325
- 対話しながら検索できるコンシェルジェ風アプリの実装 http://codezine.jp/article/corner/309
- ユーザビリティの現状とAnswers Anywhereの必要性 http://codezine.jp/article/detail/1410
- いつでもどこでも使えるデータベース 「 SQL Anywhere 」( SQL Anywhere 11 対応版)
http://codezine.jp/article/detail/4483
- SQL Anywhere のインストールと概要( SQL Anywhere 11 対応版) http://codezine.jp/article/detail/4484
- SQL Anywhere における同期処理の基礎 http://codezine.jp/article/detail/1928
- モバイル環境に分散したデータを同期する「 Mobile Link 」 http://codezine.jp/article/detail/1749
- 省リソースで軽快に動作する組込向けデータベース「 Ultra Light 」 http://codezine.jp/article/detail/1638
- SQL Anywhere のデータベース再構築/アップデート http://codezine.jp/article/detail/1487
- SQL Anywhere での主キー/スケジュール処理/暗号化 http://codezine.jp/article/detail/1388
- SQL Anywhere のデータベース管理の基礎 http://codezine.jp/article/detail/1279
- Google Web Toolkit で SQL Anywhere の Web サービスを利用する
http://codezine.jp/article/detail/993
- 高可用性データ同期アーキテクチャ http://codezine.jp/article/detail/2422

お問い合わせ先
アイエニウェア・ソリューションズ株式会社
Phone: 03-5544-6400
Fax: 03-5544-6401
URL: http://www.ianywhere.jp/
E-mail: ias_mktg_jp@ianywhere.com
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