Mobile Future Conference by DeNA開発プロセス.NETSpecialこれからのアーキテクチャ
DBCloud Development世界へチャレンジRIA + Smartphone

Mobile Future Conference by DeNA

日本の誇るケータイ文化は世界から見ると独自に進化した「ガラパゴス」と揶揄されたりしますが、 近年iPhoneやAndroid端末に代表されるスマートフォンの本格的な市場投入により日本のモバイル市場は激変しています。 様々なデバイスが登場する中、マルチプラットフォーム開発をどのように一本化して効率化すればよいのか。 ソーシャルアプリの開発では、急激に利用者が増えて激増するトラフィックをどのように捌いていけばよいのか。 これまでのソーシャルアプリの運用トラブル事例や、大規模Webサービスのためのデータベースの裏側の仕組み、 複数のスマートフォンに対応したクロスプラットフォーム開発の便利なツールの紹介などを交えつつ、 これから訪れる新しいモバイル開発の未来をみなさんと一緒に考えていければと思います。

竹迫 良範
サイボウズ・ラボ株式会社 / Shibuya Perl Mongers

開発プロセス

開発プロセストラック、今年のテーマは「定着しつつあるアジャイル手法」です。Scrumやチケット駆動開発などの手法、パッケージ開発へのアジャイルの適用、そして契約の話。これまでのイメージされたような「優秀な少人数が行うアジャイル」ではなく、異なる視点から、多くの現場に適用できる有効なマネジメント手法として、再びアジャイルに注目が集まってきました。今回のデブサミは、様々な形でだんだんと現場に定着しつつあるアジャイル手法を中心に、現在の開発プロセスの姿を浮かび上がらせます。

和田 卓人
タワーズ・クエスト株式会社 取締役社長 / Asakusa.rb / java-ja / TDDBC

.NET

マイクロソフトは、「スリースクリーン&クラウド」というビジョンを掲げ、多様なニーズに応えるための全方位的な技術戦略を取っています。今回も、クラウド、スマートフォン、モダンWeb、RIAなど、いろいろな新しい技術のセッションがあります。また、マイクロソフトの方によるセッションだけでなく、技術コミュニティのメンバーによるセッションもあります。ソフトウェア開発の世界を変えていくのは私たち開発者一人ひとりの様々な思いや活動なんだということを、セッションから感じていただければ幸いです。

猪股 健太郎
日本ユニシス 共通利用技術部 AP基盤技術室 / C# ユーザー / Silverlightを囲む会

Special

私たちを取り巻く世界は、大きく変わりました。かつて無い変化を迎え、私たちは互いの境界を越えて、新たな道を切り開くときが来たのでは無いでしょうか。 エディター、デザイナー、エンジニアの境界を越えて、新たなメディアを創る。 企業の境界を越えて、新たなコミュニティの繋がりを創る。 それぞれの開発の現場を越えて、新たな明日を創る。 デブサミ2011を1つの機会として、自分たちの手で創発を生み出しましょう。

市谷 聡啓
DevLOVE

これからのアーキテクチャ

クラウドは分散/並列といった古典的な処理方式をインターネット的に解釈することで圧倒的なパフォーマンスを実現しました。これはアーキテクチャを見直すことで既存の技術からでも創発的に価値が出現することを示しています。今回のデブサミでは改めてアーキテクチャについて考え、一方で、新たな技術の可能性に触れる機会を提供したいと思います。

河村 嘉之
日本Javaユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザグループ 幹事

鈴木 雄介
グロースエクスパートナーズ株式会社 事業推進本部 本部長 / 日本 Java ユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザー会 幹事

DB

DBトラックの今年のテーマは「DBは創発を妨げてはならない」です。これまでは、データベースの設計や既にあるデータが、システム進化のスピードを下げ、創発の重荷になるという時代が続いてきました。しかし近年では、システム進化のスピードがDBによって制限されてしまうことをどう克服するための実践的な手法が出てきてます。DBセッションでは、データベースの進化的設計や、スキーマレスNoSQLなどのセッションを通じて、創発を支えるためのDBの姿をお伝えします。

市谷 聡啓
DevLOVE

和田 卓人
タワーズ・クエスト株式会社 取締役社長 / Asakusa.rb / java-ja / TDDBC

Cloud Development

ネットワークの向こう側にあるコンピューティングリソースを活用するクラウドコンピューティングですが、ここ数年で急速に認知度を上げ、多くの企業では調査の段階からいかに活用するかを検討する段階に移ってきています。一方、一口にクラウドといっても様々な切り口があるのも事実です。 今回のデブサミでは、クラウドをいかに使っていくかを考えていただけるようなセッションを集めています。また、クラウドとマークされたセッション以外でもクラウドを意識したものも多数あります。今回は、活用期に入ったクラウドを感じていただければと思います。

河村 嘉之
日本Javaユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザグループ 幹事

鈴木 雄介
グロースエクスパートナーズ株式会社 事業推進本部 本部長 / 日本 Java ユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザー会 幹事

世界へチャレンジ

日本のソフトウェア開発の現場では、受託開発を中心に東南アジア地域にオフショア開発を進めているところもあれば、海外で成功したパッケージ製品を日本語にローカライズして国内で販売するという古き良き日本の商社ビジネスモデルも存在します。 また自社サービス運営開発会社では、縮小した日本市場から飛び出すグローバル展開を見込み、英語を社内公用語にするなどして世界進出を真剣に検討するところもでてきました。 オープンソースコミュニティに多く存在するハッカーと呼ばれる人たちは、国境・人種・性差や言語の違いも気にせず、世界中の開発者たちとスピーディに開発を推し進め、新しいソフトウェアの価値を作っている成功例も存在します。 本セッションでは、世界進出をもくろむ日本の開発者たちを元気にする新しい試みやハッカー文化から学べるプラクティスを紹介します。

竹迫 良範
サイボウズ・ラボ株式会社 / Shibuya Perl Mongers

RIA + Smartphone

2010年は、スマートフォン開発の本格化元年。携帯アプリ、企業システムは、日本のお家芸でしたが、日本から世界へ、ユーザー・エクスペリエンスを追求する旅が始まりました。Webベースのアプリケーション(RIA)に置き換えて行く流れは、PCベースだけではなく、スマートフォンとの連携の事例も出ています。 急激な成長の中で、結果を出し、価値を世界に問い続けている方にお話いただきます。

岩切 晃子
株式会社翔泳社 取締役 メディア事業部

アドバイザー

太田 健一郎
日本アイ・ビー・エム株式会社 / (社)情報処理学会 ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループ
角谷 信太郎
株式会社永和システムマネジメント / 日本Rubyの会
川口 恭伸
株式会社QUICK / AgileUCDja
福井 厚
アバナード株式会社 / マイクロソフト認定アーキテクト(MCA) / VSUG運営委員 / XPJUG企画担当

プロフィール

コンテンツ委員
市谷 聡啓
DevLOVE

≪プロフィール≫
明日の開発現場のためのコミュニティ「DevLOVE」を運営しています。コミュニティと仕事との間に生まれる循環こそが、それぞれの活動に相乗効果を生み、やがて世界の端っこも変えると信じて活動をしています。
Blog: http://d.hatena.ne.jp/papanda0806/
Twitter: @papanda

≪メッセージ≫
デブサミ2010のテーマは、「世界は変わった。開発の現場はどうか?」でした。変わってしまった世界の中で、目指すもののために、私たちはどう生きるのか。デブサミ2011を、各々の方向性を見い出すための時間にしましょう。

コンテンツ委員
猪股 健太郎
日本ユニシス 共通利用技術部 AP基盤技術室 / C# ユーザー / Silverlightを囲む会

≪プロフィール≫
こんにちは。猪股健太郎といいます。俣じゃないです股です。日本語変換システムによっては猪俣のほうが先に候補に上がることがあるので間違えられるのかもしれません。
日本ユニシスで2002年から.NETの仕事やってます。
Mircosoft MVP for Client App Devを受賞しました。(2010/7 - 2011/6)
http://matarillo.com/
Blog: http://d.hatena.ne.jp/matarillo/
Twitter: @matarillo

≪メッセージ≫
創発の源泉は多様性だと思います。これまでマイクロソフト技術をお使いの方はぜひ、コミュニティの活気や他プラットフォームの発想に触れてください。また、これまでマイクロソフト技術を敬遠されていた方は、あなたの興味領域に関係するマイクロソフト技術もきっとあると思いますので、セッションにちょっとだけ参加してみませんか。

コンテンツ委員
岩切 晃子
株式会社翔泳社 取締役 メディア事業部

≪プロフィール≫
26歳で翔泳社に入社。Dr.Dobb's Journal日本版プロジェクトに配属されたことをきっかけに、この道へ。プログラミングのことは、全く分からなかった入社時から、現在に到る人とのつながりの中で、テクノロジーの変遷を学んできました。そんなわけで、独学で知恵を学ぶ際に一番効果的なのは、「本」と「コミュニティ」と思うようになりました。そんな思いから、各種コミュニティの立ち上げに関わったり、Developers Summitのコンテンツを担当しています。

≪メッセージ≫
2010年。やっと、前世紀の影響が終わり、21世紀が始まったのではないでしょうか?新しい世紀は、一体どんな価値を世の中に残していくのか、その中で自分が担えることは何か?今回のデブサミを通じて、私自身も皆さんと共に答えを探す旅に出かけ、前に進みたいと思っています。

コンテンツ委員
河村 嘉之
日本Javaユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザグループ 幹事

≪プロフィール≫
メーカー系SI企業にて、おもにサーバサイドを中心にJava関連のプロジェクトや技術評価をしていました。2度の米国勤務、オープンソースを扱うスモールビジネスを経て、現在は、クラウドベンダーの技術コンサルティングに従事しています。また、日本Javaユーザグループ、日本Springユーザグループでは幹事として活動しています。
Twitter: @kazkawamura

≪メッセージ≫
新しいアイディアが生まれた時、それを現実のものにしていくには開発者の力が必要です。今回のデベロッパーサミットのテーマは「創発」ですが、さまざまなセッションの中から、未来の「創発」につながるなにかを参加者の皆さまが持ち帰れればと思います。

コンテンツ委員
鈴木 雄介
グロースエクスパートナーズ株式会社 事業推進本部 本部長 / 日本 Java ユーザグループ 幹事 / 日本Springユーザー会 幹事

≪プロフィール≫
1975年生まれ。百貨店のシステム子企業で開発/運用/保守をしたあと、ネットサービスや企業システムのアーキテクト・PMとして活動し、2008年より現職。ITアーキテクトを名乗ってはいるが、もはや何屋か不明瞭。 「拡張する空間 建築家とITアーキテクトがつくるもの」共著。「ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと」監修。
Blog: http://www.arclamp.jp
Twitter: @yusuke_arclamp

≪メッセージ≫
もはやITサービスは独立したシステムから提供されるものではありません。接続されたシステム同士が情報を交換し、相互に影響を与える中で立ち上がってきます。部分の機能が全体の機能に溶け込むため、部分の境界は曖昧です。こういった状況ではデベロッパーにも創発的な発想が求められるようになっています。ぜひ、多くの講演を聞いて、新たな人や技術に出会い、あなたの中で起きる創発を楽しんでください。

コンテンツ委員
竹迫 良範
サイボウズ・ラボ株式会社 / Shibuya Perl Mongers

≪プロフィール≫
サイボウズ・ラボ株式会社。広島市立大学 情報科学部 情報機械システム工学科知能ロボット講座を卒業し、Shibuya.pm二代目リーダーに就任。Microsoft MVPアワード 2008 Developer Securit 受賞。U-20プログラミングコンテスト審査委員、不自然言語処理コンテスト審査員、アドバイザーなど。セキュリティ&プログラミングキャンプ講師などで早期IT人材育成に携わっています。SC22専門委員会ISO/IEC 16262 ECMAScript Ad Hocや、オライリーPerlクックブック第2版の監訳にも参加。
Blog: http://developer.cybozu.co.jp/takesako/
Twitter: @takesako

≪メッセージ≫
現在インターネットの普及やWebの進化に伴って社会が大きく変わり、人々の価値観に大きな変化を与えています。技術や知識に対する価値も急速に変化していて、ただ知っているだけで先生役になれた古き良き時代は終わりを告げようとしています。国際的なITの大衆化により技術がデフレを起こした後、日本に住んでいるエンジニアはどうやって新しい価値を身につけ、世界市場と競争していけばよいのか、みなさんと一緒に考えていければと思います。

コンテンツ委員
和田 卓人
タワーズ・クエスト株式会社 取締役社長 / Asakusa.rb / java-ja / TDDBC

≪プロフィール≫
タワーズ・クエスト株式会社取締役社長、プログラマ、テスト駆動開発者。 学生時代にソフトウェア工学を学び、オブジェクト指向分析/設計に傾倒する。その後様々な縁に導かれソフトウェアパターンやXP(eXtreme Programming)を実践する人たちと出会い、後のテスト駆動開発の誕生を知る。テスト駆動開発に「完璧主義の呪い(完璧な設計を得るまではコードを書けないし良いシステムも出来ないという強迫観念)」を解いてもらってからは、文章を書いたり、講演を行ったり、ハンズオンイベントを開催するなどして、テスト駆動開発を広めようと努力している。今日もグリーンバンド(テスト駆動開発者の証。ボブ・マーティンが始めた)を左手に着け、テストと共にコードを書いている。
Blog: http://d.hatena.ne.jp/t-wada
Twitter: @t_wada

≪メッセージ≫
「創発」は、私の愛したオブジェクト指向、XP、TDDにも通じる、最も好きな言葉の一つです。たとえば創発的設計(Emergent Design)とは、仕様の変更やより深い理解、新たな技術やアイデア、環境の変化などに適応してシステムを進化させるプロセスです。大事なニュアンスを持つ言葉がデブサミのテーマとして設定されたことを、とても意義深く感じています。いまの日本のシステムの世界には創発をもたらす、デブサミがそのきっかけになればこんなに嬉しいことはありません。

お問い合わせ

Developers Summit運営事務局 (株式会社翔泳社内)
E-mail:devinfo@shoeisha.co.jp