「VSUG Day 2009 Winter」にて、マイクロソフトのデベロッパー&プラットフォーム統括本部近藤氏が「Visual Studio 2010」の詳細を解説した。ここでは、セッション内容からVisual Studio 2010の概要を理解するための重要ポイントを抜粋し、お届けする。
Visual Studio 2010は、「Ultimate」「Premium」「Professional」という3つのシンプルな製品構成。「その中でもアプリケーションライフサイクルにおける全て工程をカバーし、生産性、品質においても包括的に開発を進められる“Ultimate”は、これまで進化してきたVisual Studioの中でも“究極の開発環境”」と近藤氏は紹介した。各製品の主な特徴を次のとおり。
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アプリケーションライフサイクルの全ての工程をカバーし、品質の高いアプリケーションを構築するために、設計から運用までの全機能を搭載。Visual Studio Team System 2008のを「Team Suite」 「Architecture Edition」 「Test Edition」 「Development Edition」 「Database Edition」を一つにまとめ、新たな機能を追加。

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アプリケーション開発において、高い品質と生産性を維持しながら開発するために必要な機能を搭載。Visual Studio Team System 2008の「Development Edition」「Database Edition」の持つ高度な機能に新機能を追加。

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アプリケーション開発において必須な機能を搭載。従来の「Professional Edition」と基本構成は同じだが、多くの新機能が追加。

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Visual Studio 2010 with MSDN Subscription で提供される機能
Visual Studio 2010に搭載されるテスト専用のツール“Visual Studio Test Elements 2010”、テスト環境の仮想化が可能なサーバー向け製品”Visual Studio 2010 Team Lab Management”も併せてリリース。これにより、テスト環境に対する依存がなくなり、テスト担当者と開発者が同じ環境下で構築することができる。さらに、「Ultimate」「Premium」「Professional」の全てのエディションに用意されたMSDN Subscriptionでは、「Visual Studio Team Foundation Server 2010」の提供と基本機能のインストールが可能で、「設計」「開発」「テスト」「管理」というソフトウェア開発環境の工程の管理がさらに容易になった。
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Expression Studio 3 によるアプリケーション デザイン
- SketchFlow によるプロトタイピング
- プロトタイプのユーザーレビュー
- プロトタイプから WPF/Silverlight アプリケーションの実装
※Visual Studio 2010 Ulitimate、Visual Studio 2010 Premiumのみ提供
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MSDN Subscription による開発環境の提供
- 新旧 OS、開発ツールの提供
- サーバー、Office の提供
- サポートインシデントの提供
- オンラインコンシェルジェの活用
- Team Foundation Server の提供
- Team Foundation Server の基本機能のインストール
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プロジェクト状況の分析と管理
- TFS による開発プロセスのカスタマイズ
- TFS による開発プロジェクトの分析
- TFS と Excel および Project を活用したプロジェクト管理
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記事全文はCodeZineにて公開中

「VSUG Day 2009 Winter」ではMicrosoft MVPの初音氏も登壇。「Visual Studio 2008」を使って「Windows 7ユーザーエクスペリエンスガイドライン」で規定されているユーザーインターフェースがどれくらい実現できるかを検証した。「Windowsユーザー エクスペリエンス ガイドライン」とは、開発の際これに準拠したデザインで構築するよう記されたものである。目次には、「コントロール」「コマンド」「テキスト」「メッセージ」など10項にわたって規定が記されており、コントロールだけでも21種類のガイドラインが規定されている。具体的には、Visual Studioの画面上にフォームを貼り付ける際の配置などが詳細に書かれているが、日本語で作成する場合には判断に困る場合が多い。そこで初音氏は、このガイドラインの中から、特に重要と思われる点についてピックアップし紹介した。下記に初音氏が選んだガイドラインの一部を紹介する。
バルーン
- 特殊な状態のみ警告アイコンを表示
- ユーザー操作時はアイコンは非表示とされている
- 実際にはCaps Lockがオンの時のバルーンには警告アイコンが表示されている
チェックボックス
- 作成の際は、「[○○○]チェックボックスをオンにします。」など、[~]の中にラベルの名前を入れる
- 複数のラベルがある場合の推奨値とVisual Studioの基準値が異なるので、調整作業が必要
タブ
- タブ間に明確な関連性があることが必要
- 関連の薄い場合には別ウィンドウを表示させる
- タブ間は並列関係であること
- 階層関係の場合は子ウィンドウなどを表示する
コマンドボタン
- Visual Studioのツールボックスからコマンドボタンをホームにドラッグ&ドロップすると推奨値通りに作成できる
- 「保存」ボタンであれば「[保存]をクリックします。」といった具合に記述することがポイント
エラーメッセージ
- 「エラー」「警告」「確認」「通知」の4種類がある
- 誤ったエラーメッセージに対して「OK」ボタンの表示は不可
- 正しいエラーメッセージの例の記述もあるが同一のものはVisual Studio 2008で作成できない
レイアウト
- 画面の左上から下、右下に動く目線に合わせて設定作業の選択項目や確認ボタンを配置
Visual Studio 2008でも「Windows API Code Pack for .NET」を利用すればWindows 7対応アプリは作成可能!
「Windows API Code Pack for .NET」はC#/Visual Basicなどの言語を利用して記述された「マネージドコード」からWindows 7の各種新機能を呼び出せるようにするためのソースコードライブラリで、開発環境に.NET Framework 3.5 SP1を持っていれば誰でも利用できる。
本ライブラリには、全てC#/Visual Basicで記述されたサンプルでコードも豊富に用意されており、一部のサンプルにはWindowsForm版だけでなく、WPF版も用意されている。現在、MSDNのWebサイトでダウンロードできる。「これを使用」することでさまざまな問題が解消できる上にWindows 7特有の問題を解決することができるためぜひこのツールも体験して欲しいと語った。
記事全文はCodeZineにて公開中

マイクロソフト株式会社 デベロッパー&プラットフォーム統括本部 開発ツール製品部
エグザクティブプロダクトマネージャ
近藤和彦氏
Microsoft MVP for Visual Basic / Oracle ACE
初音玲氏