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UNIXコマンド辞典

crontab

指定日時にジョブを繰り返し実行する

対応OS: linux , freebsd, solaris

2015/05/20 08:00

crontab [-u user] file [Linux][FreeBSD]
crontab [-u user] [-l|-r|-e] [Linux][FreeBSD]
crontab [FILE] [Solaris]
crontab [-e|-l|-r] USERNAME [Solaris]

 crontabコマンドは、cronデーモンというデーモンプログラムによって実行されるコマンドを参照/設定し、定期的に同じコマンドを繰り返し実行する場合に使用します。

 このように、一定の条件の日時に繰り返し実行することをスケジュール実行といいます。

 スケジュールを設定する場合には、下の書式でスケジュールの内容を記述したファイルをfileに指定して実行します。

0 7 * * 0 /home/takeda/bin/backup.sh 
「*」はすべてを表す。この例は、毎日7:00に/home/takeda/bin/backup.shを実行するスケジュールを表す
デーモンプログラム

 デーモンプログラムとは、常に動作して何かを監視しているプログラムのことで、決められたタイミング(変化)をきっかけに、決められたアクションを起こします

オプション
① -u
スケジュールの所有者であるユーザを「user」に指定します。省略した場合は、現在のユーザのスケジュールになります。
② -l
ユーザのスケジュールの内容を表示します。
③ -r
ユーザのスケジュールを削除します。
④ -e
ユーザのスケジュールの編集を行います。
引数
① FILE
設定するスケジュール内容を記述したファイルのパスを指定します。
② USERNAME
スケジュールの所有者であるユーザを指定します。
注意

 crontabコマンドは、スーパーユーザ、もしくは許可されたユーザのみ実行することができます

スケジュールの登録
# cat backup 
00 10 * * * tar cvf /backup/home.tar /home
ファイル「backup」の内容
# crontab backup
「backup」をスケジュールに登録
#
スケジュールの参照
# crontab _l 
00 10 * * * tar cvf /backup/home.tar /home
HINT!

 catコマンド

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本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
All Contents copyright © 2003-2009 Odyssey Communications Inc., Shoeisha Co., Ltd.

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