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キャリアインタビュー(AD)

エンジニアの学びを促進する「アクティブ・ラーニング」型の組織とは?――EdTechアプリ「ロイロノート」の開発現場

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多様性の中で連携して価値を生むホラクラシー的な組織づくり

――新しい価値を創造する上で、学び方と同時に働き方も変わっていくことが求められています。それをダイレクトに実感されているLoiLoでは、どのようなエンジニアの組織づくり、働き方の環境づくりをしたいと考えているのでしょうか。

杉山 私は元々エンジニアで、経営学や「リーダーはこうあるべき」みたいなものを知らないので、逆に会社のあるべき姿をゼロベースで捉えられるのではないかと思っています。

 そこで会社組織を、子どもたちの学びと同じように新しい視点で見ると、現在の普通の会社の常識となっているものは既存の一斉授業型の教育ととても似ていると感じます。やれと言われたことをやり、そこで人よりも成果を上げていく。そこで優秀な人が出世し、役員になり、組織をコントロールしていく。いわばヒエラルキー型の組織ですね。

 でも、これからは先生も教壇から降りて、子どもたちと同じところでファシリテーションしながら可能性を引き出していくように、多様な価値観や強みをもつ人間がフラットに連携し、主体的に自分の強みを鍛えていく。そんなホラクラシー的で、アクティブ・ラーニング型の企業が価値を高めていくのではないでしょうか。

 プロダクト開発を例に取ると、たとえ私がはじめに仕様を書いたとしても、浦上さんが気づいたことが稟議だの決裁だのをなくしてスピーディにアイディアが重ねられていきます。そんなアジャイルでフラットな組織でありたいと考えています。

浦上 確かに、プロダクトに関して「こうしたいんですが」といえば、「あ、いいんじゃない」と言われる確率は高いですね(笑)。先日も指定された画面のUIがどうも腑に落ちなくて、その時は両者譲らず散々議論になりました。その際も誰も「社長だから」と遠慮しないですし、そもそも杉山社長に対する呼び方も「浩二さん」ですし。

杉山 そのような組織の方が、絶対に楽しいですよ。ヒエラルキー型の組織の社長は辛い。すべての決定をしなければならず孤独で、ある意味独善的でなければ務まらないわけですから。

 さらに上が強いほど、下の自由度がなくなって「考えない」「学ばない」現場になっていく可能性が高いでしょう。上も辛いし下も辛い。誰も幸せにならない構造になってると思うんです。

 「学び」をテーマにして事業を進めていると、さまざまな気づきがあり、組織としての望ましさについて考えさせられます。いろいろ試行錯誤しながら、自社に最適なバランスを見つけるべく、これからも考え続けたいと思っています。

「学びたい」気持ちは全力で応援、とことんエンジニアファーストの環境

――杉山さんの考え方や姿勢について、浦上さんはどう思われますか。そうした考え方が反映された組織になっていると思われますか。

浦上 ええ、かなりフラットでホラクラシー的、アクティブ・ラーニング型だと思います。私もそうですが、入って間もない社歴のメンバーに発言権がある会社ってそうそうないと思うんです。従来の企業から見れば、どうすれば管理しないで主体的にやってもらえるのか、不思議でしょうね。

 目に見える部分、例えば会社のハード面にも組織についての考え方が現れていると思います。社長室がなく、部署も分かれておらず、広い部屋で相手を感じながらいつも仕事ができる。椅子は、コンテッサでもSteelCaseでもアーロンチェアでも、みんな自分の座りやすいものを選べますし、机の高さも好みで違うんですよ。パソコンやモニター、キーボードも自分が使いやすいものを選べます。

杉山 人件費の方が圧倒的に高いので、より効果的に働いてもらうには機材への投資なんて安いもんなんです。私はプログラマーなので最適化が好きなんですよ(笑)。開発会社にとって一番の財産は人で、機器や開発ツールの費用なんてたいした割合ではないです。それより使いやすい環境を揃えることで、人が生み出す価値がより大きくなるのなら、その要望に応える方がよいと思うのです。

 さらに、書籍の購入も自由ですし、WWDCなどのカンファレンス、有償セミナーも希望すれば行き放題です。「学びたい」という気持ちに制限をしたくないんです。

浦上 さまざまな事情に合わせて働き方を選べるのも、ありがたいですね。うちの場合は、共働きである妻の都合が悪い時などは、私が在宅でリモートワークをすることもあります。また、コワーキングスペースなどで仕事をすることも認められています。時と場合に応じて、フレキシブルに選べるので助かっています。そういうところも含めて「エンジニアファースト」な会社だと感じます。

 LoiLoの社風、組織のあり方、開発環境については、杉山さんのブログに詳しく書かれている。

――そのような、フラットでエンジニアファーストな組織の中、どのような人が活躍できると思いますか? 一緒に働くとしたら、どのような人と仕事をしたいでしょうか。

杉山 どんなことにでも楽しみを見つけ出せる人でしょうか。自分で考えて挑戦し、失敗することも楽しい、トライアル・アンド・エラーを楽しめる人もLoiLoに向いていると思います。そして何より、子どもたちの可能性を信じていて、あらゆることから刺激を受けて、勉強しながら価値を作り出していける。そんな人と一緒に仕事ができればと思います。

LoiLoの雰囲気を感じてみませんか?

 本記事を読んでLoiLoに興味を持たれた方、LioLoで働いてみたいと思われた方は、ぜひ一度、お話しさせてください。11月7日(水)19:30〜21:00に会社説明会をオンラインで開催します。ご参加お待ちしています!

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

OGURA(オグラ)

 フリーランスフォトグラファー

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/11106 2018/10/22 14:00

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