クラウドプラットフォームでは、サーバレスやコンテナ関連の機能が大きく強化
サポートする対象がインフラ、サーバレス、ツールと広範にわたるクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」では、特にサーバレスやコンテナ関連の新発表が行われた。
昨今のKubernetesエコシステムの広がりを受け、Azure Kubernetes Services(AKS)において、サーバーを管理することなくコンテナベースの実行を可能にする「Azure Container Instances(ACI)」を、KubernetesのAPIと一貫性のある形で利用可能にする「AKS virtual nodes」のパブリックプレビューが発表された。オープンソースの「Virtual Kubelet project」に基づいて作成されている。
また、コンテナアプリは様々なリソースが混在しがちな状況を改善するため、パッケージ化をシンプルにするためのオープンソースの仕様「Cloud Native Application Bundles(CNAB)」も発表された。インストール可能な単一ファイルにアプリをまとめることで、さまざまな環境へのデプロイやアプリケーションライフサイクルを簡単にすることができる。Docker、HashCorp、Bitnamiとパートナーシップを結んだエコシステムとなっている。

グローバル分散型で、さまざまな形式に対応したデータベース「Azure Cosmos DB」は、月額24ドルから始められる使いやすい新しい料金プランが発表された。
イベント駆動のサーバレス環境を提供する「Azure Function」は、Azure Function 2.0の一般提供が始まった9月の時点で予告されていた、Linux環境で動作するサーバーレスアプリケーションと、Python 3.6のサポートが行われた。
クラウドベースのCI/CDサービスを提供する「Azure Pipelines」は、Visual Studio Codeの拡張機能や、GitHubとのシームレスな連携機能が発表された。また、オープンソースプロジェクトには完全無償で提供されており、Python、pandas、TypeScriptなどで使用されているという。

なお、GitHubに関しては、GitHub 新CEOのナット・フリードマン(Nat Friedman)から先日発表された「GitHub Actions」の概要も併せて紹介された。こちらの詳細は、GitHub Universeのイベントレポートなどを参照して欲しい。
AI関連では、機械学習環境を提供する「Azure Machine Learning」の一般提供(GA)が開始された。PyTorch、TensorFlow、scikit-learnといった一般的なオープンソースフレームワークをサポートしている。
学習済みのデータセットを用いて深層学習のアルゴリズムをAPIとして利用できる「Azure Cognitive Services」では、「Language Understanding」におけるコンテナ利用がサポートされた。これによりオンプレミスや、クラウドのエッジ環境で同機能を活用できるようになった。

その他の発表のハイライトやオンデマンド映像は、イベントの特設ページでもまとめられている。
