WCFを使ったサンプルの実装 2
WCFMemberServiceGUIプロジェクトの実装
次に、作成したサービスをホスティングするプロジェクトを作成しましょう。
今回はWindows Formを使ったGUIアプリケーションでホスティングを行うことにします。[ファイル]-[追加]-[新しいプロジェクト]より、Windowsアプリケーションを作成してください。
まず、[プロジェクト]-[参照の追加]より、サービスを実装したWCFMemberServiceLibraryプロジェクトへの参照を追加してください。
WCFサービスをホスティングするため、同じく[プロジェクト]-[参照の追加]より、System.ServiceModelへの参照も追加してください。
次に、WCFサービスの「ABC」をapp.configファイルに定義します。手作業でXMLを編集するのは大変ですので、Microsoft Service Configuration Editorを使って作成しましょう。
[ツール]-[Microsoft Service Configuration Editor]を実行し、[File]-[New Config]で新しい構成ファイルを作成します。
[Services]-[Create a New Service]を実行してWCFサービスの定義ウィザード「New Service Element Wizard」を開始します。
[Browse]ボタンより、先ほどビルドした「WCFMemberServiceLibrary\bin\Debug\WCFMemberServiceLibrary.dll」を選択して[Next >]をクリックします。
ドロップダウン一覧より、コントラクトのインターフェイスである「WCFMemberServiceLibrary.ISampleService」を選択して[Next >]をクリックします。
使用する通信方式として、[HTTP]を選択して[Next >]をクリックします。
通信方式としてHTTPを選択した場合、さらにバインディングを選択する必要があります。ここではBasic-Profileを使用しますので、「Basic Web Services Interoperability」を選択して[Next >]をクリックします。
次に、サービスを提供するアドレスを指定します。今回はローカルマシンのポート8080で「MemberService」という名称でサービスを提供しましょう。「http://localhost:8080/MemberService」を入力して[Next >]をクリックします。
これでサービス定義は完了です。[Finish]をクリックします。