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【DioDocs帳票生成ハンズオン】強力な新機能「テンプレート構文」を使ってみる

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グローバルオプションによるセルサイズの維持

 さて、概ね「使える」レベルの帳票となりましたが、もう少し細かいところを詰めていきましょう。次の表をご覧ください。

一部の行の高さが異なる
一部の行の高さが異なる

 よく見ると5~6行目や10~12行目の行の高さが他と異なります。これはExcelテンプレートの元の位置のセルサイズに依存しているからと思われます。下のExcelの「ご請求額」のある行をご覧ください。

18行目の高さが違う
18行目の高さが違う

 恐らく、その行の高さが反映されているものと思われます。

 そこで、新たに挿入されるセルの高さや幅を、元のサイズを維持するようグローバルオプションの「KeepLineSize」を利用して指定します。

 C#のプログラムに以下の通り新しいグローバルオプションを追加してください。

//Init template global settings
workbook.Names.Add("TemplateOptions.InsertMode", "EntireRowColumn");
workbook.Names.Add("TemplateOptions.KeepLineSize", "true");

workbook.ProcessTemplate();

 「TemplateOptions.KeepLineSize」にtrueを指定します。実行結果は以下の通りです。

すべての行が同じ高さに
すべての行が同じ高さに

 すべての行が同じ高さになっているのが見て取れます。

 なおこのオプションの利用は慎重に行う必要があります。たとえば製品名が長くなった場合、改行して表示したいといった場合には不都合なケースがあるかもしれません。オプションは現時点でグローバルに一括で適用され、個別に設定できるわけではないようなので注意してください。

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この記事の著者

中村 充志(リコージャパン株式会社)(ナカムラ アツシ)

 Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies リコージャパン株式会社 金融事業部 金融ソリューション開発部所属。 エンタープライズ領域での業務システム開発におけるアプリケーション アーキテクト・プログラマおよび中間管理職。 業務ではWPFおよびASP.NETを用いた業務システム開発が中心。 SI案件において、テスト・保守容易性を担保した、アーキテクチャ構築を得意としている。 GitHub:https://github.com/nuitsjp Twitter:@nuits_jp 著書 『Essential Xamarin ネイティブからクロスプラットフォームまで モバイル.NETの世界』(共著) 『Extensive Xamarin ─ひろがるXamarinの世界─』(共著)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/12255 2020/05/28 12:00

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