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「Kubernetes 1.20」がリリース、11の拡張機能が安定版へ、15の拡張機能がベータ版へ移行

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 Cloud Native Computing Foundationは、「Kubernetes 1.20」を12月8日(現地時間)にリリースした。

 「Kubernetes 1.20」では、ボリュームスナップショット操作をトリガする方法を標準で提供することで、任意のKubernetes環境、およびKubernetesをサポートするストレージプロバイダにスナップショットを組み込めるようになっている。これらのKubernetesスナップショットプリミティブは、アプリケーションまたはクラスタレベルのバックアップソリューションを含んでおり、エンタープライズグレードのストレージ管理機能の開発を可能にする。

 kubectl alpha debugはベータ版となり、コマンドもkubectl debugへ変更された。kubectl debugでは、別のコンテナイメージまたはコマンドを使用するポッドのコピーを作成して、起動時にクラッシュするワークロードのトラブルシューティングを行えるほか、エフェメラルコンテナを使用したディストロレスコンテナのトラブルシューティングにも対応している(アルファ版)。

 さらに、API Priority and Fairness(APF)がデフォルトで有効になるとともに、IPv4/IPv6デュアルスタックサービスのサポート(アルファ版)などが追加され、ノードからポッドへのプロセスID(PID)分離を行うSupportNodePidsLimitと、ポッドごとのPIDを制限するSupportPodPidsLimitを一般提供に変更する。

 Dockerのコンテナランタイムインターフェイス(CRI)シムであるDockershimは非推奨となり、Dockerのサポートは将来のリリースで削除される。なお、DockerイメージはOpenContainer Initiative(OCI)イメージ仕様に準拠しているので、Dockerで生成されたイメージは引き続きCRI準拠ランタイムにてクラスタ内で機能する。

 また、既存のポッド定義に影響を与える可能性のあるexecプローブタイムアウトのバグが修正され、値が指定されていない場合はデフォルト値の1秒が適用され、プローブに1秒以上かかると、既存のポッド定義では不十分になる可能性がある。

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https://codezine.jp/article/detail/13341 2020/12/14 08:00

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