女性エンジニアのキャリア不安、「最新技術のキャッチアップ」が最多に

　キャリアデザインセンターは、同社が運営する正社員で長く働きたい女性のための転職サイト「女の転職type」が行っている、「データで知る『女性と仕事』」の第18回として、女性エンジニアの仕事観に関する調査結果を2月10日に発表した。

　同調査は、「女の転職type」「type」「type転職エージェント」「type IT派遣」の女性エンジニア会員、およびキャリアデザインセンター社員の知人・友人の女性エンジニアに対して、11月5日～20日の期間に行われ、109名から有効回答を得ている。

　調査対象者に、5年後にどのようなキャリアを目指しているかを尋ねたところ（複数回答）、「SE」（22.9％）がもっとも多く、「社内SE」「エンジニア以外の職種に転向」（どちらも21.1％）がそれに続いた。

　年代別では、「エンジニア以外の職種に転向」「まだ明確なビジョンはない」という回答は20代が多い。

　どのような開発に興味があるかを尋ねた質問（複数回答）では、「自社製品（自社サービス）」（49.5％）が最多で、「AI」（34.9％）がそれに続いている。

　どのような時に仕事のやりがいを感じるかを尋ねたところ（複数回答）、「ユーザーや顧客に感謝された時」（65.1％）がもっとも多く、以下「高い評価を得た時」（56.0％）、「給与・賞与を得た時」（53.2％）が続いた。また、「スキルが向上した時」「トラブルや課題を解決した時」といった回答も約半数に達している。

　今後のキャリアで不安なこととしては（複数回答）、「最新技術をキャッチアップし続けられるか」（54.1％）が最多で、「給料が上がっていくか」「今の会社でキャリアが築けるか」といった回答も約半数に達した。

　年代別では、20代で「結婚・出産後も続けられるか」という回答がもっとも多くなっている。