SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

「HashiCorp Consul 1.10」が一般提供に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米HashiCorpは、分散されたアプリケーションのサービスディスカバリ、構成管理、​ネットワークセグメンテーションにおける課題を解決し、ダイナミックなシステム運用を実現するHashiCorp Consulの最新版「HashiCorp Consul 1.10」の一般提供を、6月23日(現地時間)に開始した。

 「HashiCorp Consul 1.10」では、透過プロキシが利用可能となり、仮想マシンまたはKubernetesで実行されているアプリケーションからのトラフィックを、変更を加えることなくプロキシにインターセプトおよびリダイレクトさせたりできるようになっている。

 また、Envoy 1.15においてxDSバージョン2が非推奨になり、Envoy 1.17で無効にされたことから、Consul CLIによってブートストラップされたすべてのEnvoyプロキシバージョンに対して、デフォルトでxDSバージョン3と、インクリメンタルxDSを使用する。なお、以前のConsul CLIバイナリでブートストラップされたEnvoyプロキシは、引き続きxDSバージョン2の最新のAPIを用いる。

 さらに、サービスヘルスHTTPエンドポイントでストリーミングが利用可能になり、デフォルトで有効になったほか、Consul UIにサイドバーレイアウトが追加され、KubernetesにおけるConsul Helmチャート経由でのPrometheusのデプロイ、単一のエンドポイントを経由したKubernetesアノテーションによるPodとEnvoyメトリクスのPrometheusへの公開にも対応している。

 そのほか、レガシーのアクセス制御システムが正式に廃止され、将来的に削除されることになった。従来のアクセス制御システムは、当面利用できるものの、今後の削除を踏まえて、新たなアクセス制御システムへの移行が推奨される。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/14436 2021/06/28 08:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング