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Elastic Stackではじめるデータ分析・活用入門

データ分析を容易にするKibanaハンズオン~データを適切な形で可視化しよう~

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データを絞り込みできるようにしよう

 Kibanaではユーザによるインタラクティブな絞り込みで興味あるポイントのみに着目してダッシュボードを見ることができます。 そのための絞り込み用パーツを追加していきましょう。

 「Create visualization」の右側にある「All types」をクリックし、表示されたメニューの「Controls」をクリックします。

 この画面で絞り込み用パーツの設定をしていきます。 画面右側の「Add」をクリックします。

 新たに表示されたフォームに以下の情報を入力し、画面右下の「Update」をクリックします。

  • Custom Label
  • Index Pattern
    • sales-data
  • Field
    • Country

 画面左側に絞り込み用のセレクトボックスが表示されれば成功です。 再度、「Add」をクリックし、「Item Type」、「Order Priority」、「Sales Channel」についても同様の手順を繰り返します。

 これで、この4項目についてダッシュボード上で絞り込みできるようなパーツが作成できました。「Save and return」をクリックします。 この絞り込みがどのような効力を発揮するかは後の章で紹介します。

既存のグラフを複製して似たグラフを作成しよう

 はじめに、地域別の利益グラフを作成しましたが、最終に国別の細かい情報も可視化しておきましょう。可視化する内容としては、地域別と似たような内容で可視化してみます。 既存のグラフと似たグラフを作成するときには複製機能を使うと便利です。試してみましょう。

 複製元の棒グラフの右上の歯車アイコンをクリックし、表示されたメニューから「Clone panel」をクリックします。

 すると、ダッシュボードの最下部に全く同じVisualizeが追加されます。これをカスタマイズしていきます。右上の歯車アイコンをクリックし、表示されたメニューから「Edit lens」をクリックします。 画面右側の設定を以下のように書き換えます。

  • Vertical axis
    • Country

 すると、合計利益トップ10の国ランキングが表示されますが、国の数が多過ぎて「Other」の棒が高くなり過ぎています。全ての国を縦に並べて表示するには表示領域が足りないので、今回は「Other」を非表示にしましょう。「Top values of Country」をクリックします。

 「Group other values as "Other"」のチェックを外します。 これで「Other」を非表示にでき、合計利益トップ10の国ランキングを正しく表示できました。

 「Save and return」でダッシュボードに戻り、折れ線グラフについても同様の手順で国別バージョンを作ってみてください。

次のページ
ダッシュボードを仕上げて使ってみよう

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Elastic Stackではじめるデータ分析・活用入門連載記事一覧
この記事の著者

山下 城司(NTTテクノクロス)(ヤマシタ ジョウジ)

 ソフトウェア開発企業のNTTテクノクロスで、新規ソリューションを検討・開発する仕事に従事。NTTテクノクロスはElastic Stackの販売代理店業務も担い、筆者自身もデータ分析等で実際にElastic Stackをソリューションに組み込むなどして積極的な活用に取り組んでいる。Elastic社の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/15947 2022/08/08 11:00

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