はじめてのAndroidアプリ作成:HelloAndroidアプリの起動
HelloAndroidアプリの起動
これで全ての準備が整いました。最後の仕上げとして、作成したHelloAndroidアプリを起動してみます。
Android Studioに戻り、画面上部に表示されている図54ツールバーの「Pixel 6 API 33」右横のをクリックします。
しばらくすると、AVDの画面が図55のようになります。これが表示されると完成です!
[Note]アクションバー
図55の画面には、アクションバーがありません。Android Studio Flamingoでの大きな変更点のひとつに、このアクションバーのないアプリテーマがデフォルトになった点も挙げることができます。
AVDの終了
AVDを終了させる場合は、先述のように、Running Devicesツールウィンドウ内で起動している場合は、そのタブを閉じることで終了できます。独立したウィンドウの場合は、そのウィンドウを閉じるなどすれば終了できます。ただし、この方法の場合は、その終了時点での状態を保持したまま終了するため、次回AVD起動時はその状態を再現しながら起動することになります。これを、「ホットブート」といいます。
このホットブートは、一見便利なようですが、使い続けると、AVDの動作が不安定になっていくことが多々あります。それを避けるためには、Android実機の電源を切る、つまり、シャットダウンと同じ操作を、AVDにもします。このシャットダウンされた状態からAVDを起動することを、「コールドブート」といいます。シャットダウン+コールドブートを繰り返した方が、AVDの動作は安定しています。
Androidをシャットダウンするには、Androidのバージョンによって方法が違います。本記事で作成したAVDでは、Android13であり、Android 13のシャットダウンは、まず画面上部を下にスワイプすることで、図56の画面を表示させます。
この画面の右下に表示されているボタンをクリックします。すると、図57のダイアログが表示されるので、[電源を切る]をクリックします。
まとめ
本記事では、現段階で最新のAndroid開発環境の構築方法を紹介してきました。頻繁にアップデートされるAndroidの開発環境に対して、入門者がまずつまずきやすい環境構築に関して、本記事がお役に立てたのなら、嬉しい限りです。