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Flutterで始めるモバイルアプリ開発

【Flutterで画面の連携機能を作る】サーバにhttpリクエストをする方法とは?

Flutterで始めるモバイルアプリ開発 第22回

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 前回は、作成したサンプルアプリの通信部分で実際にアクセスしないモック実装をしましたが、今回はその部分で、実際にhttpリクエストをする実装を行っていきます。

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サンプルアプリケーションの概要

 サンプルアプリケーションは、前回と同様でログイン画面での認証を想定したもので、図1のようなものになります。

図1:認証画面のサンプルアプリ
図1:認証画面のサンプルアプリ

 画面/UI関連の処理については、前回のコードを利用するのでそちらを参考にしてください。今回は、http通信を使って以下のような流れで説明します。

  1. http通信を使った場合のデータ連携(基本的な使い方を用いた連携方法)
  2. http通信を使った場合のデータ連携(ヘッダなどのカスタマイズなどより実利用を想定した連携方法)

想定するレスポンス結果

 今回のhttp通信ではリスト1のようなレスポンスを想定します。

[リスト1]HTTPリクエストでの想定レスポンス
// (1) 成功の場合のレスポンスJSON
{
  "code": 200,
  "ok": true,
  "message": "",
  "body": {}
}
// (2) エラーの場合のレスポンスJSON
{
  "code": 400,
  "ok": false,
  "message": "許可されないリクエストです"
}

 成功またはエラーをokのtrue/falseで判断できるようにします。また、httpステータスコードに相当するコードを再度、codeで設定し、何かメッセージがあればmessageに設定されます。

 例えば、処理が成功した場合には(1)のようなレスポンスが返って来ることを想定しています。データがある場合にはbodyに設定されます。また、エラーの場合には(2)のようなレスポンスが返ってくることを想定します。エラーメッセージがmessageに設定されます。

 REST APIのような場合にはレスポンスデータ内にステータスを含めずHTTPのレスポンスコードをそのまま利用することが一般的です。

 しかし、その場合、404コードなどが返ってきた場合には、リクエストしたURLが間違っているのか、処理した結果データが見つからなかったのかなどがわかりません。そのため、筆者は、サーバ側の環境エラーやリクエスト側の間違いやエラーと、サーバ側のプログラム処理が正常に処理された結果としてのエラーかを判別しやすいようによくこのような形式を使っています。

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WINGSプロジェクト 小林 昌弘(コバヤシ マサヒロ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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