rinna、日本語に特化した画像生成モデル「Japanese Stable Diffusion」を公開

　rinnaは、日本語に特化した画像生成モデル「Japanese Stable Diffusion」を、9月9日に公開した。あわせて、このモデルを用いた画像生成サービスの提供も開始している。

　「Japanese Stable Diffusion」は、英／米を拠点とするStability AIがオープンソースで公開している画像生成モデル「Stable Diffusion」に、日本語のキャプション付き画像を用いて追加学習することで、日本語に特化した画像生成モデル。

　同モデルによって、テキストプロンプトとして日本語を考慮し翻訳では表現が難しい日本語圏の文化を反映した画像生成を実現する。また、AIモデルライブラリHugging FaceとGitHubにて同モデルを公開することで、言語・画像の研究・開発コミュニティへの還元を行う。

　さらに、rinnaが運営するサービス「キャラる」やSNSにも「Japanese Stable Diffusion」を実装し、「お絵描き上手」などのバッジをAIキャラクターに付与することによって、AIキャラクターが自発的に同モデルで画像生成する。さらに、「キャラる」の公式Discordでも、日本語で入力したプロンプトから画像の生成を行うことができる。

「Japanese Stable Diffusion」が日本語のテキストプロンプトから生成した画像例　「サラリーマン　油絵」

「Japanese Stable Diffusion」が日本語のテキストプロンプトから生成した画像例　「夕暮れの神社の夏祭りを描いた水彩画」

「Japanese Stable Diffusion」が日本語のテキストプロンプトから生成した画像例　「ハンバーガー　浮世絵」

「Japanese Stable Diffusion」が日本語のテキストプロンプトから生成した画像例　「キラキラ瞳の猫」

「Japanese Stable Diffusion」が日本語のテキストプロンプトから生成した画像例　「宇宙の月でバイクで走るライダー」

「Japanese Stable Diffusion」が日本語のテキストプロンプトから生成した画像例　「かわいいわんこのイラスト」