C1SuperTooltipコンポーネントの文字列の設定
これも、C1SuperLabelと同様に文字列エディタを使用して、ツールヒント内のコンテンツを作成しますが、エディタ以外にセパレータや画像を組み込むための機能が用意されています。
ここでは、2つのC1SuperTooltipコンポーネントをフォームに組み込み、C1SuperLabelとButtonにツールヒントを設定しますが、それぞれ違うデザインのツールヒントを作成するようにします。
C1SuperTooltipのデザイン時の設定
フォームにC1SuperTooltipコンポーネントを配置すると、フォーム上の他のコントロールやコンポーネントのプロパティウィンドウに、「C1SuperTooltip1のToolTip」というプロパティが追加されます。
このプロパティの値欄の[...]ボタンをクリックすると、ツールヒントのコンテンツを設定するエディタが起動しますので、これを使ってHTML文の入力やセパレータ・画像などの設定を行います。
また、C1SuperTooltipコンポーネントのタスクメニューで、ツールヒントの背景のグラデーションを変えることができます。[Is Balloon]にチェックを入れると、角の丸いツールヒントにすることができます。
コードから文字列を設定する
コードから、C1SuperTooltipコンポーネントにHTML文を設定する場合は、SetToolTip
メソッドを使用します。引数は2つで、1つはツールヒントを設定するコントロール・コンポーネントを指定します。2番目の引数に、表示するコンテンツをHTML文で設定します。
Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load Me.C1SuperTooltip1.SetToolTip(Me.Button1, _ "<table><tr> <td><parm><img src=""res://PHONE16.ICO"">" & _ "</parm></td><td><b><parm>連絡先を作成します。" & _ "</parm></b></td>" & _ "</tr></table><parm>" & _ "<hr noshade size=1 style=""margin:2"" color=Darker></parm>" & _ "<div style=""margin:1 12""><parm><p><font color=""#ff0080"">" & _ "電話番号</font>を入力して<br>" & _ "この<font color=""#008040"">ボタン</font>を押してください。" & _ "</p></parm></div><parm></parm><table><tr><td><parm>" & _ "</parm></td><td><b><parm></parm></b></td></tr></table>") End Sub
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e) { c1SuperTooltip1.SetToolTip(Button1, "<table><tr> <td><parm><img src='res://PHONE16.ICO'>" + "</parm></td><td><b><parm>連絡先を作成します。</parm></b></td>" + "</tr></table><parm>" + "<hr noshade size=1 style='margin:2' color=Darker></parm>" + "<div style='margin:1 12'><parm><p><font color='#ff0080'>" + "電話番号</font>を入力して<br>" + "この<font color='#008040'>ボタン</font>" + "を押してください。</p></parm></div><parm></parm>" + "<table><tr><td><parm>" + "</parm></td><td><b><parm></parm></b></td></tr></table>"); }
まとめ
C1SuperLabelとC1SuperTooltipコンポーネントは、HTMLでコンテンツを作成できる、とても魅力的なコンポーネントです。
Webブラウザに依存することなく、コンポーネント自身に独自の軽量HTML パーサーおよびレンダラーを内蔵しており、カスケードスタイルシート、テーブル、画像表示などのほとんどのHTML機能を使うことができます。
これらのコンポーネントを使えば、プログラム内にWebページと同等のコンテンツを表示させることができますので、ぐっと表現力が増しデザイン性の高いプログラムを開発できると思います。