米Wasmerは、WebAssemblyランタイム「Wasmer」の最新バージョンである「Wasmer 3.0」を公開した。WasmerはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
Wasmerは、元々Webブラウザ上で動作する実行ファイルであるWebAssemblyをWebブラウザ外の環境で動作可能にするランタイム。Wasmer 3.0ではRust言語のAPIを作り直し、メモリ管理の手法を変えた。その結果、WebAssemblyインスタンスをStoreオブジェクトに安全に格納できるようになった。また、前バージョンまでは用途に応じて複数のエンジンを使い分けていたが、今回のバージョンからはエンジンを1つに統一した。
また「create-exe」コマンドで、WebAssemblyファイルをWindowsやmacOS、Linuxで直接実行できる機械語ファイルに変換できるようになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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