「クリエイティブ・エンジニア」とは、どんな仕事なのか
そもそも「クリエイティブなエンジニア」とは、どんな仕事を行っているのだろう。3人それぞれの業務内容を聞いた。
株式会社博報堂のDX推進プロジェクトチーム hakuhodo DXDでテクニカルディレクターをしている田中 順也氏は、現在クライアント向けのサービス開発を支援している。同社ではクリエイティブ・エンジニアが多数在籍し、ライブ演出や展示会といった「演出」、実店舗でのアピールやSNS戦略などの「キャンペーン」、アプリやWebサイトなどのマーケティングシステムを開発する「サービス開発」など多岐にわたる業務を遂行しており、田中氏はサービス開発を担当している。

一般的なエンジニアの業務では、事業活動をする領域であるドメインを理解し、ドメインのモデルを設計し、コードにしていく流れがある。テクニカルディレクター田中氏の視線から見ると、このように生まれた成果物は機能的には便利だが、積極的に選ばれるための情緒的な部分が欠けることもあるという。過去に作成したサービスでも、作りは良くてもクライアントに選ばれないケースもあった。田中氏は「ドメインを支える企業やブランドの歴史、これからの生活者との関わり方、など、深い部分を理解してブランド固有の価値を届けることが重要」と語った。

株式会社博報堂テクノロジーズ メディアDXセンター データ戦略部長、片岡 遊氏は、広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」のサービス開発を推進中だ。AaaSは、データ×システム×アルゴリズム×人によって、メディア投資効果を最大化し、事業成長に貢献することを目的としている。片岡氏は、市場のどのようなデータを組み合わせて、活用し、ビジュアライズすれば、クライントの役に立つかを、ゼロから企画し開発する。

BASSDRUM 清水 幹太氏は、2005年からクリエイティブディレクター/テクニカルディレクターとしてウェブサービスから体験展示まで様々なコンテンツ企画・制作に関わる。清水氏は「シュっとした動きを表現したいといった抽象的な要望に対し、それを仕様やプログラミング言語に変換するのがクリエイティブ・エンジニアである」と表現をした。

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