米Microsoftは、Microsoft Graphの操作を容易にする、「Microsoft Graph CLI SDK v1.0.0-preview」のリリース候補を6月26日(現地時間)に公開した。
Microsoft Graph CLI SDKは、Kiota(OpenAPIで記述されたAPIを呼び出すためのAPIクライアント生成ツール)よって生成されたコマンドラインツールで、Windows Terminal、macOS(10.12以降)のターミナル、PowerShell 7.3.2以降に対応するほか、LinuxやDockerでも利用可能となっている。
1回限りの簡単なタスクから複雑な自動スクリプトまで、さまざまなシナリオで使用でき、認証、データ検索、データ操作といった幅広い機能をサポートする。さらに、認証オプションは委任された認証オプションとアプリのみの認証オプションの両方をサポートするほか、データの出力ではJSON、テーブル、テキストなど複数の形式をサポートしている。
今回公開された「Microsoft Graph CLI SDK v1.0.0-preview」のリリース候補では、-queryオプションによるJMESPathクエリのサポート、ヘッダコマンドオプションの複数回呼び出しへの対応、APIリファレンスへのドキュメントリンクの追加、-allコマンドオプションを使用した自動ページ反復の追加が行われた。
なお、最終安定版リリースは9月までの公開を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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