新しい対話の作成
単純に各JPAエンティティについてのページを自動生成する代わりに、独自のSeam対話(複数のページにわたるが単一のバッキングJSF beanで表現されるWebページフロー)を作成することも可能です。そのためには、New Seam Conversationウィザードを起動して、デフォルト設定を指定する必要があります(図15を参照)。
このウィザードは基本的なJSFバッキングbeanのほか、初期スタートページを生成するので、そこからカスタマイズすることができます(図16を参照)。ただし、そのページは常にルートwebフォルダに置かれるので、大規模なアプリケーションでは、モジュールごとのサブフォルダに手動で移動する必要があるかもしれません。
まとめ
私のJBoss Tools体験は最初からスムーズに事が運んだわけではありませんが(「補足説明2 PermGen設定とJBoss Tools」を参照)、ランタイム設定を修正した後は、何もかもずっとうまくいくようになりました。とりわけ、JPAエンティティからのエンティティ生成のサポート、RichFacesの統合Ajaxサポート、そしてSeam対話機能は、このようなツールとフレームワークの統合環境がどれだけ生産性の向上に寄与するかということを私に教えてくれました。最近のプロジェクトで、旧式のStrutsアクションの開発と手作業でのAjaxコーディングに数か月を費やした後だったため、この経験は一服の清涼剤となるものでした。