SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

特集記事

分析設計モデルをわがままに活用しよう
JUDE API入門

JUDE APIの概要と使い方

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

サンプルプログラムの実行環境とビルド環境

 この記事でのサンプルプログラムを実行するには、以下の実行環境を準備します。

JUDE本体とAPI関連のjar

 API利用プログラムのビルドと実行には、JUDEに含まれるいくつかのjarファイルが必要です。JUDE APIを利用したアプリケーションのコンパイルには、「jude-api.jar」が必要で、アプリケーションの実行には、「jude-api.jar」と「jude-pro.jar」(JUDE/Professionalの場合)もしくは「jude-community.jar」(JUDE/Communityの場合)が必要です。

 Webページからインストーラをダウンロードしてインストールします。

Java開発環境

 Java SDKの本体を以下のサイトから、いずれかダウンロードし、インストールします。

Eclipse

 サンプルプログラムに含めているbatファイルを利用して、コンパイル/実行することも可能ですが、ソースコードの編集が多くなる場合は、EclipseやNetBeansなどの統合開発環境をご利用ください。Eclipseはサイトからダウンロードし、インストールします。

Eclipseによるサンプルプログラム実行

 Eclipseの[File]-[New]-[Java Project]メニューで Javaプロジェクトを新規作成すると、サンプルプログラムをプロジェクトに追加できるようになります。プロジェクトのコンテキストメニューで[Import]を実行して、サンプルプログラムをインポートします(下図参照)。ライブラリに「jude-api.jar」と、「jude-pro.jar」または「jude-community.jar」を追加し、Java Applicationとして実行します。これらのjarファイルのパスを環境に合わせて編集してください。

API利用プログラム実行時のJavaのオプション

 小さめのプロジェクトファイルを扱う場合は必要ないのですが、やや大きめのプロジェクトファイルを扱う場合は、javaのオプションとして、-Xmx512mや-Xss2mといったオプションを追加しないと動作しない場合がありますので、注意してください。

 ここで、APIでできることとできないことを整理したいと思います。

APIでできること

モデルの参照と編集
モデル情報 参照 編集※
ユースケース図関連のモデル
クラス図関連のモデル
オブジェクト図関連のモデル × ×
シーケンス図関連のモデル ×
コミュニケーション図関連のモデル × ×
アクティビティ図関連のモデル ×
ステートマシン図関連のモデル ×
コンポーネント図関連のモデル × ×
配置図関連のモデル × ×
合成構造図関連のモデル
データフロー図関連のモデル ×
ER図関連のモデル
CRUD関連のモデル ×
フローチャート関連のモデル ×
マインドマップのトピック文字列
別名
ハイパーリンク
  • JUDEプロジェクトのマージ(簡単マージ)※
  • 参照プロジェクトの設定・更新※
  • XML形式でのモデル情報の入出力※
機能制限

 ※マークのついた機能については、JUDE/Professionalのみで動作します。JUDE/Communityではご利用いただけません。

APIでできないこと

 現状、以下のことはできません。

  • 上記の表で"×"となっている個所
  • 座標や色などの図情報の取得・編集
  • 起動しているJUDE本体との連携
  • 印刷や画像出力などJUDEがもつ機能の呼び出し

次のページ
JUDE APIのJavaDocと利用ガイド

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
特集記事連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

周 翼(シュウ ヨク)

 1999年4月に来日。プログラマの仕事とソフトウェア科学の修士課程を経て、2003年10月にJUDE開発チームに参加。現在は、ブリッジSEとして、中国オフショア開発における"見える化"を実践しつつ、日中開発チーム間の橋渡し役を務める。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

岡村 敏弘(オカムラ トシヒロ)

 オブジェクト指向を中心として、CADやカーナビ関連の開発・コンサルを経験。現在は、JUDE開発部リーダーとして、JUDEのフィードバックを集めつつ、改善案を検討することに従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/3165 2008/11/07 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング