サンプルプログラムの実行環境とビルド環境
この記事でのサンプルプログラムを実行するには、以下の実行環境を準備します。
JUDE本体とAPI関連のjar
API利用プログラムのビルドと実行には、JUDEに含まれるいくつかのjarファイルが必要です。JUDE APIを利用したアプリケーションのコンパイルには、「jude-api.jar」が必要で、アプリケーションの実行には、「jude-api.jar」と「jude-pro.jar」(JUDE/Professionalの場合)もしくは「jude-community.jar」(JUDE/Communityの場合)が必要です。
Webページからインストーラをダウンロードしてインストールします。
Java開発環境
Java SDKの本体を以下のサイトから、いずれかダウンロードし、インストールします。
Eclipse
サンプルプログラムに含めているbatファイルを利用して、コンパイル/実行することも可能ですが、ソースコードの編集が多くなる場合は、EclipseやNetBeansなどの統合開発環境をご利用ください。Eclipseはサイトからダウンロードし、インストールします。
Eclipseによるサンプルプログラム実行
Eclipseの[File]-[New]-[Java Project]メニューで Javaプロジェクトを新規作成すると、サンプルプログラムをプロジェクトに追加できるようになります。プロジェクトのコンテキストメニューで[Import]を実行して、サンプルプログラムをインポートします(下図参照)。ライブラリに「jude-api.jar」と、「jude-pro.jar」または「jude-community.jar」を追加し、Java Applicationとして実行します。これらのjarファイルのパスを環境に合わせて編集してください。
API利用プログラム実行時のJavaのオプション
小さめのプロジェクトファイルを扱う場合は必要ないのですが、やや大きめのプロジェクトファイルを扱う場合は、javaのオプションとして、-Xmx512mや-Xss2mといったオプションを追加しないと動作しない場合がありますので、注意してください。
ここで、APIでできることとできないことを整理したいと思います。
APIでできること
モデル情報 | 参照 | 編集※ |
ユースケース図関連のモデル | ○ | ○ |
クラス図関連のモデル | ○ | ○ |
オブジェクト図関連のモデル | × | × |
シーケンス図関連のモデル | ○ | × |
コミュニケーション図関連のモデル | × | × |
アクティビティ図関連のモデル | ○ | × |
ステートマシン図関連のモデル | ○ | × |
コンポーネント図関連のモデル | × | × |
配置図関連のモデル | × | × |
合成構造図関連のモデル | ○ | ○ |
データフロー図関連のモデル | ○ | × |
ER図関連のモデル | ○ | ○ |
CRUD関連のモデル | ○ | × |
フローチャート関連のモデル | ○ | × |
マインドマップのトピック文字列 | ○ | ○ |
別名 | ○ | ○ |
ハイパーリンク | ○ | ○ |
- JUDEプロジェクトのマージ(簡単マージ)※
- 参照プロジェクトの設定・更新※
- XML形式でのモデル情報の入出力※
※マークのついた機能については、JUDE/Professionalのみで動作します。JUDE/Communityではご利用いただけません。
APIでできないこと
現状、以下のことはできません。
- 上記の表で"×"となっている個所
- 座標や色などの図情報の取得・編集
- 起動しているJUDE本体との連携
- 印刷や画像出力などJUDEがもつ機能の呼び出し