間を取り持つ作業領域:「リポジトリー・ワークスペース」
次はリポジトリー・ワークスペースです。図8は、RTCの作業領域の考え方を簡潔に表現したものです。
RTCでは次の3つの作業領域を想定しています。
| 名前 | 説明 |
| ストリーム | サーバー側のリポジトリ内に存在して、チームのリソースを「統合する」ための領域。チームのメンバーは各自の作業を完了すると、決められたストリームに成果物を登録することで、他のメンバーと共有できます。 |
| リポジトリー・ワークスペース | ストリームと、(クライアント側の)Eclipseワークスペースの中間、サーバー側に設けられる領域です。ストリームから必要なリソースをリポジトリー・ワークスペースに引き出して、そこからEclipseワークスペースにロードします |
| Eclipseワークスペース | 普通のEclipseで利用するワークスペースです。 |
この3つの作業領域がどのように連携(あるいは同期)するのかは初めての方には、なかなか分かりづらいかと思います。ここでは少々トリッキーな操作ではありますが、「Taroが2つのリポジトリー・ワークスペースを持った場合に、どのように振舞うか」を通して、理解を深めていきましょう。
早速、リポジトリー・ワークスペースをもう一つ作りましょう。
[チーム成果物]ビュー-[マイ・リポジトリー・ワークスペース]を右クリック、[新規]メニュー項目から[リポジトリー・ワークスペース]を選択します(図9)。
ここで、[新規リポジトリー・ワークスペース]ダイアログが表示されます(図10)。

このダイアログでは、今から作る新しいリポジトリー・ワークスペースと、「HelloJazzWorldチームストリーム(※HelloJazzWorldプロジェクト作成時に自動的に作られたものです)」とを関係づけています。今後、このリポジトリー・ワークスペースで行われた作業結果は、HelloJazzWorldチームストリームに統合されていきます。
ここでは、ストリーム一つだけで話しをしていますから、わざわざ関係づけるのは余計な手間のように思えます。RTCでは、チームは用途別に複数のストリームを持つことができます。さらに、メンバーは複数のリポジトリー・ワークスペースを持つことができます。リポジトリー・ワークスペースとストリームとの関係づけは、さまざまな組み合わせがありうるので、この関係づけ作業が必要になるのです。ちなみに、この関係づけのことを、「じゃず・わーるど」では「フロー」と呼びます。リポジトリー・ワークスペースでの作業の結果を、ストリームに「流し込む」――そんなニュアンスです。


