2: エクササイズです 心の準備を
今日は初回ですから、お話はこのくらいにします。そろそろエクササイズに向けた心の準備をしてください。
第1回では、「自分の生産性・品質を算出する」ための、最初のエクササイズを取り入れてみようと思います。前述した5項目のうち、1.の前半部分にトライすることになります。
これから出すプログラミング課題を解いてください。その際、次の項目にできるだけ忠実に行ってください。
- まず、課題を読みます。
- その課題を解くのにどのくらいの時間がかかりそうかを予想し、手元にメモします。
- プログラムを書き、実行します。
- その際に、
- 各フェーズにかけた時間
- 各フェーズで作り込んだ欠陥数、発見し修正した欠陥数
3: フェーズ毎の時間と欠陥の記録
実は、ここからが少し気を入れて読んでいただく部分です。先ほど、さらりと「フェーズ」と書きました。このフェーズ時間と欠陥の計測が今回のポイントです。
PSPでは開発の各フェーズを以下の6つと定義しています。
- 計画立案(planning/PLAN)
- 設計(design/DLD)
- 実装(coding/CODE)
- コンパイル(compile/COMPILE)
- テスト(test/UT)
- 事後分析(post mortem/PM)
この通りに、ストップウォッチなどで、正しく計測してください。たとえば「計画立案」中に電話がかかってきたら、ストップウォッチを止めます。途中で会議が入ったら止めます。この要領で計測していきます。こうして測った、各フェーズの作業に必要な「正味の時間」が欲しいデータなのです。
欠陥についても同じです。作っているうちに「あっ!」と思ったら、その欠陥を一覧表にメモし、自分が今いるフェーズを記入します。こうして、個数・かけた時間・フェーズを正確に記録することが、現状を把握することにつながるわけです。
