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FileMaker Serverを使った効率的なシステム運用(前編)

ITエンジニアのためのFileMaker講座 第13回(前編)

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2010/07/12 14:00

目次

設定パラメータの最適化

 FileMaker Serverにおける各種パラメータの最適値は、他のサーバと同様に、提供するサービスの規模やクライアント数に依存します。FileMaker Serverでは、設定値の反映にサービスの再起動を必要とする項目がほとんどありませんので、設定値にあまりバッファを持たせる必要がありません。常に最適値を狙った設定をしておき、状況に変化があればその都度設定の変更を行う、という考え方が可能です。

図1:FileMaker Server Admin Console
図1:FileMaker Server Admin Console

 画面左側の[管理]以下に、クライアントの管理やログの確認などの管理目的の項目が並びます。後述しますが、これらの項目のいくつかはコマンドラインインターフェイスからもアクセス可能です。

 [構成]以下の項目で、各種パラメータを設定します。今回は、サーバのパフォーマンスと密接に関連すると思われる項目について、最適値の考え方をいくつか紹介します。

図2:データベースサーバー > FileMaker Pro クライアント
図2:データベースサーバー > FileMaker Pro クライアント

同時接続クライアント数の最適値

 [FileMaker Pro クライアント]では、接続できるクライアントの最大数を設定できます。設定できる最大値は製品によって異なり、FileMaker Serverは最大250クライアント、FileMaker Server Advancedは無制限に設定できます。この数字を常に最大にしておけば、クライアント数が上限に達したという理由でアクセスを拒否されたクライアントからの電話に悩まされる可能性を下げられるでしょう。しかし、当然のことながら、無駄に大きい数字を設定することは、サーバの貴重なリソースを無駄に消費することを意味しますので、ここは想定される同時接続数の最大値(の1割増)ぐらいが望ましいでしょう。

ディレクトリサービスの設定値

 下段の[ディレクトリサービス]には、特に最適化すべき設定値と呼べるものはありませんが、時折意味あいを誤解される項目であることから、設定値の意味するところに簡単に触れておきます。

 ここで設定する項目は、FileMaker Proクライアントのファイルオープンダイアログで、LDAPサーバから取得した情報でFileMaker Serverをブラウズするための情報です。より正確には、ここで設定するのはFileMaker Serverの情報ではなく、FileMaker Serverの情報を書き込む先のLDAPサーバの指定と、LDAPディレクトリの「filemakerservers」レコードに書き込み権限のある LDAPアカウントを指定するということになります。この設定を保存することでLDAPサーバに書き込みにいきます。

 FileMaker Serverでホストされたデータベースは、FileMaker Proクライアントからアクセスする際の認証にLDAPのアカウントを利用することもできますが、これらの項目は、このようなクライアントの認証とは関連しません。

図3:FileMaker Proクライアントにて、LDAPサーバから取得した情報でFileMaker Serverをブラウズする
図3:FileMaker Proクライアントにて、LDAPサーバから取得した情報でFileMaker Serverをブラウズする
図4:FileMaker Proクライアントからのブラウズ先LDAPサーバ指定画面
図4:FileMaker Proクライアントからのブラウズ先LDAPサーバ指定画面

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著者プロフィール

  • 竹内 康二(タケウチ コウジ)

    株式会社スプラッシュにて受託開発およびコンサルティング、トレーニング、各種サーバ構築 / 運用管理を行う。開発者 / ライターのコラボレーションチーム「sevensdoor.com」に所属し、米FMPtraining.comによる開発者向けトレーニングを日本向けにローカライズし、2005年から200...

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