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FileMaker Serverを使った効率的なシステム運用(前編)

ITエンジニアのためのFileMaker講座 第13回(前編)

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2010/07/12 14:00

目次

ホスト可能なデータベースファイル数の最適値

 [データベース]で設定されるデータベースファイルの最大数も、クライアント数の最大値と同じ理由で、現在ホストしているファイル数(の1割増)ぐらいが最適と考えられます。新規にファイルをホストする際には、常にこの数字を確認する必要がありますので、後述する管理者グループによる運用を行う場合には考慮が必要です。

図5:データベースサーバー > データベース
図5:データベースサーバー > データベース

キャッシュサイズの最適値

 データベースキャッシュのサイズについては、他のデータベースサーバと同様に、大きくすればレスポンスを向上できる一方、小さくすれば不慮のシャットダウンにより失われるデータを減らすことができるため、キャッシュをフラッシュする間隔と併せて考慮します。

 物理メモリサイズから算出した最適値をFileMaker Serverが示してくれていますので、ほとんどの場合(いわゆる「サーバクラス」のハードウェアを使用している場合)はこの数字をそのまま設定し、キャッシュをフラッシュする間隔を最小の1分にするという考え方で問題ないでしょう。ただし、負荷の大きいWebサービスを同時に行っているようなサーバの場合は、推奨値よりも少し低めにした方が良いかもしれません。

 参考までに、前述の図5において800MBの推奨値が示されているハードウェアは、4GBの物理メモリを持つApple Xserveです。

まとめ

 今回の記事では、データベースシステムとしてのFileMakerの位置づけとFileMaker Serverの必要性、いくつかの設定パラメータの考え方についてご紹介しました。後編では、運用上の注意点や管理権限の委譲、バックアップの仕組みやコマンドラインインターフェイスについて解説します。



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著者プロフィール

  • 竹内 康二(タケウチ コウジ)

    株式会社スプラッシュにて受託開発およびコンサルティング、トレーニング、各種サーバ構築 / 運用管理を行う。開発者 / ライターのコラボレーションチーム「sevensdoor.com」に所属し、米FMPtraining.comによる開発者向けトレーニングを日本向けにローカライズし、2005年から200...

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