Shoeisha Technology Media

CodeZine(コードジン)

記事種別から探す

低コスト・高価値のシステムを提供可能にするFileMaker Pro 11の新機能(前編)

ITエンジニアのためのFileMaker講座 第12回(前編)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2010/07/05 14:00

目次

スプレッドシート風に使いやすくなった表形式のビュー

 FileMaker Proでは、フォーム形式、リスト形式、表形式の3つの形式でデータを表示できます。FileMaker Pro 11では、このうち表形式で簡単に項目のグループ化や集計を行える新機能が追加されました。前項のグラフと同じ画面に表示することもできるので、検索して絞り込んだ結果を表で見るとともに、グラフでも確認できる画面を簡単に作ることができます。また、図7の上部にあるフィールドに検索条件を入力することで、画面上の全てのフィールドに対して検索をかけることも可能です。別途検索画面を用意する必要はありません。

 支店別売上データを例にとって、その様子を確認していきましょう(図7)。

 まず、支店ごとのグループ化を行います。「支店」列のメニューから[支店による後部グループを追加]を選択し、「金額」列のメニューから[後部小計を配置]を選択すると、図8のように支店ごとの金額の小計が表示されます。

図7 支店のグループ化
図7 支店のグループ化
図8 支店ごとの集計
図8 支店ごとの集計

 また、FileMaker Pro 11では、テーブルの定義画面を開かずに表形式の画面のまま、フィールドを新規追加したり、フィールドの設定を変更したりと、スプレッドシートライクな使い方ができるようになりました。ユーザーにとって便利な反面、開発者が考慮すべき点が増えたこととも言えますので、適切なアクセス権限を設定してユーザーが安全に運用できるように心がけましょう。

まとめ

 前編では、FileMaker Pro 11で強化されたデータ表現機能まわりの新機能について紹介しました。開発者がスクラッチで実装することなく、ユーザーにデータ編集・可視化機能を提供できることが、お分かりいただけたかと思います。後編では、レイアウト編集・セキュリティ関連の新機能について解説します。



  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

  • 佐合 紀和(サゴウ ノリカズ)

    大学在学中にある電器店のシステムをFileMaker Proで開発するアルバイトをする。卒業後は一般的な開発会社でCOBOLとJavaのプログラマを経て、現在は株式会社バルーンヘルプで様々な業界のシステム開発に携わっている。 FileMaker 9 Certified Developer。 File...

バックナンバー

連載:ITエンジニアのためのFileMaker講座

もっと読む

All contents copyright © 2005-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5