Visual StudioからOracleデータベース・プロジェクトの管理
ODTの特長として、「Oracleデータベース・プロジェクト」の管理を行うことができます。「Oracleデータベース・プロジェクト」とは、アプリケーションで利用するOracle SQLスクリプト関連を一括で管理するためのプロジェクトファイルのことで、ソースコード管理機能によって複数人でそのスクリプトを管理することができます。では、既存のソリューションに「Oracleデータベース・プロジェクト」を追加してみましょう。ソリューションエクスプローラーから既存の「ソリューション」を右クリックし、[追加]-[新しいプロジェクト]を選択します。
「新しいプロジェクトの追加」ウィンドウから[インストールされたテンプレート]-[Oracleデータベース・プロジェクト]を選択します。プロジェクト名を「名前」に入力し、[OK]ボタンをクリックします。
「データベース参照の追加」ウィンドウでは、「使用可能な参照」として、先ほど追加した参照先を選択します(ここでは「SCOTT.ORCL11GR2」)。

ソリューションエクスプローラーに新規に作成した「Oracleデータベース・プロジェクト」が追加されていることを確認してください。

新しいテーブルを作成するSQLスクリプトを作成してみましょう。作成したOracleデータベース・プロジェクトの[Tables]を右クリックし[新しい項目の追加]を選択してください。

[表作成スクリプト]を選択して[追加]をクリックします。
新規にテーブルを作成するSQLスクリプトがVisual Studioのエディターに表示されます。このように、選択されたスクリプトの種類により、SQLの雛形が表示されるので、開発者は最小のSQLコードで効率的にSQLスクリプトを生成することができます。ここでは特に何も記述せずに、エディター上を右クリックして[実行]を選択します。

「出力」ウィンドウに表示されるメッセージの最後に「表が作成されました。」というメッセージが出力され、サーバーエクスプローラーに新規テーブル(今回のケースでは、「TABLE1」)が作成されているのを確認できます。

「Oracleデータベース・プロジェクト」はソース管理に追加することができます。ソリューションエクスプローラーから作成した[ソリューション]-[ソリューションをソース管理に追加]を選択します。

「チームプロジェクトへ接続」ウィンドウが表示されるので、Team Foundation Serverを選択することにより、ソリューションに含まれる「Oracleデータベース・プロジェクト」もソース管理に含まれます。
おわりに
ODTではPL/SQLのデバッグなど、Oracleユーザーにとってうれしい機能が充実しています。今回はOracle SQLスクリプトを一括で管理するための「Oracleデータベース・プロジェクト」について説明しましたが、その他にもさまざまな機能があり、これらを使いこなすことによりVisual Studio一つ立ち上げておくだけで、Oracle対応アプリケーション開発のほどんどの操作が行えます。今後、ODTの機能を詳細に紹介していきますので、どうぞご期待ください!
参考資料
- Oracle Technology Network 『.NET Developer Center』



