SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(ComponentOne Studio)

インストールマニアックス ~ グレープシティコンポーネント meets Windows Azure

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Schedule for ASP.NETのAzure動作検証

 ComponentOne Studio for ASP.NETに含まれている多くのASP.NET用コンポーネントの中から、まずは、Schedule for ASP.NETを試してみたいと思います。このコンポーネントは、Outlookの予定表のような画面を、コントロールを貼りつけるだけで実現できるものです。

Schedule for ASP.NETをWindows Azure開発環境で動作させてみる

 まず、WebRole側のプロジェクトにaspxファイルを新規追加し、ツールボックスからSchedule for ASP.NETをドラッグ&ドロップします。すると、次のようなデザインが表示されます。

図4 Schedule for ASP.NET
図4 Schedule for ASP.NET

 Windows Azureの実環境には、もちろんSchedule for ASP.NETはインストールされていないので、コンポーネントのDLLを一緒に配布しなければなりません。

 そこで、「C1.Web.UI.3.dll」と「C1.Web.UI.Control.3.dll」を参照設定して、プロパティウィンドウの「ローカルコピー」欄をTrueにします(VBの場合、参照設定を指定してプロパティウィンドウに表示するためには、ソリューションエクスプローラで「すべてのファイルを表示」をOnにする必要があります)。

図5 必要なコンポーネントをローカルコピー
図5 必要なコンポーネントをローカルコピー

 プログラムコードとしては何も手を加えていない状態ですが、このまま実行してWindows Azure開発環境のEmulatorで動作するかを確認してみると、問題なく動作する事が確認できます。

図6 Schedule for ASP.NETのWindows Azure開発環境での実行結果
図6 Schedule for ASP.NETのWindows Azure開発環境での実行結果

Schedule for ASP.NETをWindows Azureにデプロイして動作させてみる

 ローカル開発環境での実行が確認できたので、ソリューションにあるWindwos Azureプロジェクトを右クリックして[発行]メニューを選択します。発行が完了したら、Windows Azureにアクセスして動作を確認します。

図7 Schedule for ASP.NETのWindows Azure実環境での実行結果
図7 Schedule for ASP.NETのWindows Azure実環境での実行結果

 アイコンなども含めて正常に動作していることが確認できました。

次のページ
SPREAD for ASP.NET 5.0JのAzure動作検証

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(ComponentOne Studio)連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

初音玲(ハツネアキラ)

 国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。 個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。 Microsoft MVP for Windows Development ブログ:http://hatsune.hatenablog.jp/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/5784 2011/03/04 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング