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Windows Azure新機能チュートリアル

Windows Azure 第3のロール VMロール編

Windows Azure新機能チュートリアル(6)

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VMロールの利用手順

 ここから、VMロールを利用するまでの手順を説明します。VMロールは、利用するまでに大きく3つの作業が必要です(図2)。ただし、将来はWindows Azure上で仮想マシンの作成ができるようになる予定です。

  1. オンプレミスのHyper-V上で仮想マシンを作成し、VMロール向けのコンポーネントをインストール
  2. 作成した仮想マシンをコマンドラインツールでWindows Azure上へアップロード
  3. アップロードした仮想マシンを使用するVMロールプロジェクトを配置して起動
図2:VMロール利用イメージ
図2:VMロール利用イメージ

VMロールイメージの作成

 VMロールを利用するためには、Hyper-V環境でVHDイメージを作成します。Hyper-Vのコンソールから新規に仮想マシンを作成します。右の操作ペインから[新規]を選択します。

図3:Hyper-Vコンソール
図3:Hyper-Vコンソール

 仮想マシンの新規作成ウィザードが表示されるため、ウィザードにしたがって仮想マシンの作成を進めていきます(図4)。仮想マシンの名前は任意でかまいません。

図4:仮想マシン新規作成ウィザード(1)
図4:仮想マシン新規作成ウィザード(1)

 次に、ウィザードにしたがってメモリとネットワークの構成を行います(図5)。Windows Azureでは、ロールVMサイズによって使用できるメモリ量が違いますが、ここで指定するメモリ量は任意でかまいません。

 仮想マシンの設定中にWindows Updateを利用するために、ネットワークはローカルエリア接続を構成します。単純にVMロールを動かすためだけの検証目的なら、接続しなくても特に問題はありません。

図5:仮想マシン新規作成ウィザード(2)
図5:仮想マシン新規作成ウィザード(2)

 最後に仮想ハードディスクの構成とインストールオプションを設定します(図6)。仮想ハードディスクの作成では、[仮想ハードディスクを作成する]を選択し、VHDファイルの保存場所とサイズを指定します。使用するVMサイズによって、VHDファイルサイズの上限が決まっているため注意が必要です。今回は、Extra Small(XS)を利用するため、15GBを指定します。

 インストールオプションでは、[ブートCD/DVD-ROMからオペレーティングシステムをインストールする]を選択し、適宜メディアもしくは、Windows Server 2008 R2のISOイメージファイルを指定します。

図6:仮想マシン新規作成ウィザード(3)
図6:仮想マシン新規作成ウィザード(3)

 [完了]ボタンをクリックして仮想マシンの新規作成は完了です(図7)。

図7:仮想マシンウィザード(4)
図7:仮想マシンウィザード(4)

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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