ラケットのカスタムスタイルを定義する
Labelコンポーネントに対するカスタムスタイル
まず、最初に配置したLabelを選択した状態で、マウスの右ボタンをクリックし、「カスタムスタイルの編集」を選択、スタイルエディタに切り替えます。
図2 スタイルエディタ
右側のリストにLabel1Style1が追加されるので、これを選択してオブジェクトインスペクタ上で、名前を変更します。
Label1Style1
| プロパティ | 値 |
| StyleName | RacketLabel |
次に、リストの左側の三角の印をクリックして展開してみてください。ここには、Labelに対するスタイルを設定するコンポーネントがリストされるはずですが、文字のスタイルを設定するTextしかありません。これでは、Labelの領域の色を設定することはできません。
図3 スタイルを設定するコンポーネントがTextだけ
TRectangleを追加して領域の色を定義する
このような場合には、ツールパレットから必要なコンポーネントをこのスタイルに追加します。
ツールパレットの「Shapes」カテゴリの TRectangleコンポーネントをマウスでドラッグし、スタイルエディタのリスト上の RacketLabel上でドロップします。するとRacketLabel スタイルの子コンポーネントとして TRectangleが追加されます。
図4 TRectagleの追加
これで、Labelの領域に対して、色を設定できるようになりました。オブジェクトインスペクタ上で、このTRectangleコンポーネントのプロパティを次のように変更します。
TRectangle
| プロパティ | 値 |
| Align | alContents |
| Fill.Color | Gold |
AlignプロパティにalContentsを指定することで、子のTRectangleコントロールは親のLabelコンポーネントの大きさに合わせてサイズが変更され、重ねられます。
図5 プロパティの設定
これでスタイルの設定が終わりました。［適用して閉じる］ボタンをクリックして設計画面に戻ります。
