SphinxCon JP 2012
(著者: 小宮/Sphinx-Users.jp会長、清水川/Sphinx-Users.jp副会長)
Sphinxの紹介
「Sphinx(スフィンクス)」は、Wikiに似たマークアップによる効率良い記述と、HTML、ePub、PDFなど多くのフォーマットによる出力が可能なオープンソースのドキュメントツールで、美しいドキュメントを簡単に生成することができます。サイトの構築や電子書籍の作成、仕事の納品物の作成はもちろん、作りっぱなしではなく、コードや業務と一体になって共に成長するドキュメント作成のプロセスをサポートしてくれます。
多くのオープンソースのドキュメントや、コミュニティーサイト、2010年から2012年にかけて出版された「つまみぐい勉強法」「エキスパートPythonプログラミング」「Pythonプロフェッショナルプログラミング」などの執筆で使用されています。
Sphinx-Users.jpユーザーグループの紹介
Sphinx-Users.jp(略称#sphinxjp)は、Sphinxの普及を主眼としたコミュニティです。このSphinx-Users.jpのサイトもSphinxを使って作られています。
日本で散らばっているSphinx関連情報を集めて、Webサイト、イベントを通じてSphinx情報を発信します。また、メーリングリストでの情報交換、勉強会の開催などを通じて、ドキュメントをパワーアップしたい人、ドキュメントや翻訳で苦労している人、Sphinxの拡張機能を開発したい開発者たちに”Fun”を提供していきます。
月1回、ユーザー会主催でSphinx+翻訳 Hack-a-thonというイベントを開催しています。このイベントではSphinxをいじってみたり、翻訳を行ったりします。Hack-a-thonは講習会ではないので自分で行動しないといけませんが、Sphinxを普段使う人が集まるため、初めて参加する人がツールの雰囲気やtipsを知るために質問するのに良い場だと思います。
また、オープンソースカンファレンスなどのイベントへの参加も行っています。イベントの活動履歴については勉強会のページをご参照ください。
SphinxCon JP 2012発表の概要
SphinxCon JP 2012では、これからSphinxを始める人のためのセッション「Sphinxではじめるドキュメント生活2012」からはじまり、一歩すすんだSphinxの使い方であるSphinx拡張やテーマ、ドキュメント管理・構築の自動化について、そして業務での利用事例など、Sphinxに関するセッションを聞くことができます。これからSphinxを使ってみようという初心者の方から、すでにドキュメントづくりにSphinxを利用されている中級者・上級者に至るまで、どなたでも参加できるイベントです。
ソフトウェアを作っていく上で必要になる「ドキュメント」について、もっと便利に・簡単にドキュメントを作って見ませんか?
発表の詳細・タイムテーブルはSphinxCon JP 2012イベントページで公開しております。また、3日目(9/17)のSprint DayではSphinxハンズオンを開催しますので、興味のある方はぜひご参加ください。