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「PyCon JP 2012」レポート

PyCon JP 2012 レポート
~第2回 プログラム以外の要素

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スポンサー

 再び鈴木たかのり(スポンサー担当)です。

 スポンサー担当は私と清田さんの2名体制で担当しました。今回は自分自身の挑戦として、スポンサー担当のスタッフを初めて担当しました。

 PyCon JP 2011ではスポンサーメリットはあまり明記していなかった(サイトへのロゴ掲載程度)のですが、今年はスポンサーメリットを強化して以下のような項目を追加しました。

 内容としてはUS PyConのものを参考としました。

  • 参加者へのノベルティグッズの配布
  • 会場でのバナーの掲示
  • PyCon JP 2012サイトへの企業情報求人情報の掲載
  • リクルーティングセッションへの参加

 また、個人・スタートアップ企業向けとしてロゴ掲載のみのPyCon JPパトロンを設けました。金額設定がちょっと高いかなとは思いましたが、結果として4名+2社がパトロンになってくれました。ありがとうございました。

PyCon JPパトロン
PyCon JPパトロン

 以下スポンサー関連について詳細を記述します。

スポンサー企業について

 スポンサー企業は集まるかどうか非常にドキドキしていましたが、Platinumスポンサーのニフティクラウドをはじめ、Goldスポンサー5社、Silverスポンサー16社と多数の企業にご賛同をいただきました。イベント当日は私は忙しくてあまりスポンサー企業のみなさんとお話できませんでした。この場を借りてお礼を申し上げます。

PyCon JP Sponsors
PyCon JP Sponsors

 Twitterで「スポンサー集めるのにどんなことやったのか聞きたい」みたいなことが書いてあったのですが、正直私とか周囲のスタッフで営業がんばった!!という印象がない状態で、これだけのスポンサー企業が集まってくれました。

 そういう意味でも「ヤバイ、Python来てる!!」という感想です。

 また、スポンサー企業数が多いため、どうしてもやりとりが煩雑になる部分がありました。そこで、以下のような対策を行いましたが、今後より改善をしていきたいと思います。

  • 各スポンサーとの情報共有するシートを作成
  • スポンサー全体での連絡用メーリングリストを作成
  • スポンサーミーティングを実施

 特にスポンサーミーティングは、お互い思っていることややりたいことなどをぶつけ合うのに効果的だったと思います。

 また、事前にスポンサー担当スタッフの顔を知ってもらうこともできましたし、スポンサー企業同士の交流の場ともなったので、開催して非常によかったと思いました。

ノベルティグッズ

 PyCon JPグッズの他に、各社さんから提供していただいたチラシ、ステッカーなどをバッグに入れて当日参加者に配布しました。前日の夜に作業を開始して、正直「これ終わるのかよ…」と感じてましたが、当日スタッフの協力もありなんとか500セット用意することができました。

ノベルティの封入作業の様子
ノベルティの封入作業の様子

 作業が意外に大変だったので、事前に物を集めて数日に渡って作業を実施してもよかったかもしれません。次回以降、ものすごくノベルティの数が増えたらプロにお願いすることも検討する必要がありそうです。

来場者に配布されたスポンサーのノベルティ
来場者に配布されたスポンサーのノベルティ

バナー掲示

 バナーに関しては完全に私の見込みが甘かったため、スタッフのみなさんにご迷惑をおかけしました。ご協力本当にありがとうございました。

 スポンサー企業にバナー(横断幕のようなもの)を用意してもらって、会場に掲示するということを初めて行いました。

 このバナーを掲示するのが非常に大変でした。1日目はホールステージ上の横断幕を貼る棒にスポンサーのバナーを吊って掲示しました。

 しかし私たちは素人のため、どのように吊ればいいのか、どうやって固定するのかなど試行錯誤の連続だったようです。私は他の準備があったのでバナー掲示作業にはあまり関われませんでした、バナー掲示を中心になって実施していただいた竹内さんには本当に感謝しています。

 PyCon JP当日にホール前方にバナーが吊られているのは、非常に見栄えが良かったと思います。

前日準備で掲示作業中のスポンサーロゴ
前日準備で掲示作業中のスポンサーロゴ

 2日目はホールが使用できないため、ホールバナーを外してすべて3階の会場に掲示する必要があります。ここでも、各カンファレンスルーム内にはバナーを貼れる部分が(カーテンや壁の材質のため)少ないという問題がありました。そこで急遽、廊下の手すりや衝立てのパネルを使用してバナーの掲示を行いました。

 結果としてはにぎやかな廊下となったのでそれもよかったのかなと思います。実際に来場者の目に留まっていたかなどは、確認の必要があると思います。

リクルーティングセッション

 PyCon JP 2012 2日目(9月16日)のランチ前に、リクルーティングセッションを行いました。EuroPythonでリクルーティングセッションが開催されていることをt2yさんに聞き「日本でもPythonで仕事をする企業と人をつなげたい!!」と思い、開催しました。

 司会進行をスポンサー担当の清田さんにお願いして、各企業の代表者が企業の紹介を行なっていました。単純な企業紹介とかだけではなく、各社趣向を凝らした説明もあって普通のセッションとして見ても面白かったんじゃないかな?と個人的には思います。

 一部、完全にネタに走っている企業もありましたが、それはそれで参加者の記憶に深く残ったのではないかと思います。

リクルーティングセッションの様子
リクルーティングセッションの様子

 リクルーティングセッションの終了後は、その企業に興味を持った人が書く企業担当者と話ができる時間を設けました。ラフな感じで話しをしていたようです。「PyCon JPのリクルーティングセッションがきっかけで転職しました」というブログエントリーが出てくることを期待して待っています。

企業ブース

 1日目のみでしたが、ホール後方に企業ブースを設けました。ここでは各企業が自社の製品だったりサービスを展示して来場者に説明ができるようにしました。

ホールの後方に配置されていたスポンサーブース(左側)
ホールの後方に配置されていたスポンサーブース(左側)
技術書の販売ブースも
技術書の販売ブースも

 当日設営当日撤収だったので、かなりバタバタしていましたが、こちらも清田さん中心に動いてもらってなんとか形にすることができました。

 ただ、人の動線をうまく作って休憩時間に効果的にブースを見てもらうことの難しさを感じました。

総括

 スポンサー担当としての総括ですが、一言で言えば「やりすぎた」と思っています。

 特にバナーは本当に掲示が大変でした。ただ、見栄えを考えるとそれだけの効果はあったと思います。ノベルティ、リクルーティングセッションも今後も継続していきたいです。企業ブースは会場の都合もありますが、より改良して提供していきたいです。今回参加されたスポンサー企業さんも、今回興味を持ってもらったスポンサー企業さんも、ぜひ来年のスポンサー募集がはじまった際には、前向きに検討していただけるとうれしいです。

 さて、来年はPyCon JPの代わりにPyCon APAC(Asia Pacific)を日本で開催する予定です。

 スポンサー企業も国内企業だけではなくて、アジア各国の企業からもある程度応募があるのではと思っています。となるとスポンサーミーティングは実質それらの企業に対しては行えないので、英語でのメールでのやりとりだけでなんとかしないといけないため、別の意味で大変になりそうですが、新しいチャレンジだと思います。

 また来年もよろしくお願いします。

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併設イベント代表 NVDA

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この記事の著者

鈴木 たかのり(スズキ タカノリ)

PyCon JP 2016座長。 株式会社ビープラウド所属部内のサイトを作るためにZope/Ploneと出会い、その後必要にかられてPythonを使い始める。PyCon JPでは2011年1月のPyCo...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

今津 りこ(イマヅ リコ)

PyCon JP はスタッフ3年目。だけど全然成長しない。普段はうさぎの会社でフルスタック事務員やってたり、伝統肉協会というNPOでニコニコする仕事をしてたりします。今年の目標は、鹿のもも肉をひとりできれいに解体できるようになることです。Twitter: @RicoImazu

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西本 卓也(ニシモト タクヤ)

NVDA日本語チーム代表。大学教員を経て個人事業者として独立。音声合成や音声認識、視覚や聴覚に障害がある人を支援する情報技術に興味を持つ。世界で注目されているオープンソースのスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)NVDA日本語版の開発メンバー。共著書に「バージョン管理システム(CVS)の導入と活用(ソフト...

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