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ComponentZine(ComponentOne)

オートコンプリート機能を持つASP.NETアプリケーションの作成

C1AutoCompleteコントロールを使ったWebアプリケーションの作成

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 (5)次のページに進み、接続文字列はデフォルトの「ConnectionString」のままで「次へ」ボタンをクリックし、SQLステートメントの作成ページではフィールド「読み」と「空港名」を取得するようにして「次へ」ボタンをクリックします。

フィールド「読み」と「空港名」を取得する
フィールド「読み」と「空港名」を取得する

 (6)「クエリのテスト」ページで「クエリのテスト」ボタンをクリックし、2つのフィールドデータが取得できることを確認し、「完了」ボタンをクリックします。

「クエリのテスト」を実行し2つのフィールドデータが取得できることを確認する
「クエリのテスト」を実行し2つのフィールドデータが取得できることを確認する

 (7)ウィザードを閉じたら、C1AutoCompleteコントロールのプロパティウィンドウで、次のプロパティにそれぞれデータベースのフィールド名を設定します。

プロパティ 設定値
DataLabelField 読み
DataValueField 空港名

 以上で設定は終わりです。たったこれだけで、C1AutoCompleteコントロールとデータベースファイルのデータバインドが完成しました。

 では、実際にアプリケーションを実行し、オートコンプリート機能をテストしてみましょう。

 検索ボックスに「かごしま」と入力した時点で、一致した読みがリスト表示されます。このうちの一つを選ぶと、検索ボックスに空港名が入力されます。

検索ボックスに「かごしま」と入力した時点で、一致した読みがリスト表示され
検索ボックスに「かごしま」と入力した時点で、一致した読みがリスト表示され
1つを選ぶと、検索ボックスに空港名が入力される
1つを選ぶと、検索ボックスに空港名が入力される

まとめ

 このように、C1AutoCompleteコントロールを使った独自のオートコンプリート機能を実装するのはとても簡単です。

 データの入れ替えをしないのであれば、C1AutoCompleteデザイナフォームでコントロールに直接「ラベル」と「値」を入力するだけで良いですし、データ量が多かったり修正する頻度が高いのであれば、データベースファイルから「ラベル」と「値」のデータを取り出すようにすればよいでしょう。

 使い方次第で、いろいろなデータの入力を補助してくれる便利なコントロールです。

資料提供

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7230 2013/06/27 17:50

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