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5分でわかるActiveReports帳票

5分でわかるActiveReports帳票(2013年度版)-らくらく始める帳票作成

ActiveReports for .NET 7.0Jで作るサンプル帳票

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新規アプリケーションの作成 1

 それではさっそく、簡単な帳票アプリケーション作成について紹介しましょう。帳票アプリケーション開発は、大きく分けて以下の4ステップで構成されます。

  • レポートデザイナによる帳票レイアウトの作成
  • レポートデータソースの設定
  • データソースと帳票レイアウトの紐付け
  • 呼び出し元アプリケーションの作成

最終的な完成イメージ

 今回作成する帳票は、「商品一覧」です。商品のコードと名称、仕入先、在庫数量が並んだ単純な帳票です。

「商品一覧」帳票
「商品一覧」帳票

 また、帳票を表示するための簡単なWindows Formsアプリケーションも作成します。

サンプルアプリケーション
サンプルアプリケーション

レポートデザイナによる帳票レイアウトの作成

 ActiveReportsで帳票を作成するには、ソリューションエクスプローラー上でプロジェクトを右クリックして[追加(D)]-[新しい項目(W)]から「ActiveReports 7.0Jセクションレポート(コード)」を選択します。ここではファイル名を「ProductList.cs」とします。

「新しい項目の追加」ダイアログで「ActiveReports 7.0Jセクションレポート(コード)」を選択
「新しい項目の追加」ダイアログで「ActiveReports 7.0Jセクションレポート(コード)」を選択

 プロジェクトに追加したこのファイルをソリューションエクスプローラーから開くと、帳票レイアウトをデザインするためのレポートデザイナが起動します。レポートデザイナに表示される帳票レイアウトは、初期状態では3つのエリア(ActiveReportsでは「セクション」と呼びます)に分かれています。「pageHeader」「pageFooter」はそれぞれ各ページの先頭と末尾に出力するセクション、「detail」はレポートのデータソースにあわせて繰り返し出力されるセクションです。

 これら3つに加え、帳票全体の先頭と末尾に出力される「レポートヘッダ/フッタ」や、明細行(detailセクション)をグループごとにまとめた単位で出力される「グループヘッダ/フッタ」を設定することができます。ヘッダ/フッタの挿入は右クリックメニューの[挿入]から行うことが可能です。ここではレポートヘッダ/フッタを追加します。

レポートデザイナでレポートヘッダ/フッタを追加する
レポートデザイナでレポートヘッダ/フッタを追加する

 次に、レポートデザイナにコントロールを配置して帳票のレイアウトを作成していきます。下記の例では以下のような作業をします。

 Detail上のTextBoxには実際のデータが出力されるように設定します。このため、Textプロパティには適当な値を設定しておいて構いません。以下の例では数値が出力されるTextBoxには9999、文字が出力されるTextBoxには○を設定しています。

  • ReportHeaderにLabelを1つ貼り付けて、そのTextプロパティに「商品一覧」と設定します。
  • PageHeaderには、4つLabelを貼り付け、それぞれのTextプロパティに「商品コード」「商品名称」「仕入先」「在庫数量」と設定します。
  • Detailセクション上には、TextBoxを4つ貼り付けます。
レポートデザイナでコントロールを配置していく
レポートデザイナでコントロールを配置していく

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新規アプリケーションの作成 2

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この記事の著者

グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

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