Mobile Services:Active Directoryの統合、Xamarinサポート、オプティミスティック同時実行
企業は、一連のビジネスアプリのモバイル化をますます進めています。今回、モバイルLOBアプリをさらに簡単に構築できる非常にすばらしい数多くのアップデートをMobile Servicesに導入しました。
Mobile ServicesとWindows Azure Active Directory統合のプレビュー
Mobile ServicesのWidows Azure Active Directoryサポートのプレビューが発表でき非常にうれしく思います。
このサポートを使用すると、モバイルビジネスアプリケーションでも同様の簡単なMobile Services認証が使用でき、従業員は企業のActive Directory認証情報で、モバイルアプリケーションにサインインすることができます。
この機能により、Windows Azure Active Directoryは、すでにサポートしている他のIDプロバイダ(Microsoftアカウント、Facebook ID、Google ID、Twitter IDなど)と並んで、Mobile ServicesのIDプロバイダとしてサポートされます。Mobile Servicesの“Identity”タブをクリックすると、Active Directoryサポートを有効にすることができます。
Mobile ServicesでWindows Azure Active Directoryサポートを使用してみたい企業開発者の方は、プライベートプレビューのサインアップについて、mobileservices@microsoft.comまでご連絡ください。
XamarinおよびMobile Servicesを使用してアプリと接続するクロスプラットフォーム
Xamarinを使用して、C#で書かれたiOSおよびAndroidアプリケーションに、Storage、認証、プッシュ通知などの機能を簡単に追加できるMobile Services SDKが提供できるように、Xamarinとパートナーになったことを以前発表しました。それ以来、何千もの開発者がSDKをダウンロードし、Windows AzureをバックエンドとしたC#によるクロスプラットフォームのモバイルアプリケーションを構築されてきました。
さらに最近では、Visual Studio 2013公開の一部として、Microsoftは、Xamarinプラットフォーム用のPortable Class Libraryサポートを含む、Xamarinとの幅広いコラボレーションを発表しました。
今回のリリースで、Mobile Servicesに対して2つの更新を追加しました。
- Xamarin.iOSとXamarin.Androidのサポートを含む、更新されたMobile Services Portable Class Library(PCL)SDKの提供
- Windows Azure管理ポータルに直接公開されたXamarin.iOSとXamarin.Androidに対する新しいクイックスタートプロジェクト
これらのアップデートにより、クロスプラットフォームのモバイルアプリケーションに接続されたクラウドの構築がさらに簡単になります。
XamarinとMobile Servicesを使用開始
Windows Azure Mobile Serviceのクイックスタートページに移動すると、新しいXamarinタブが表示されます。
XamarinとWindows Azure Mobile Servicesを開始するには、上記の赤で囲まれたリンクのいずれかをクリックして、Xamarinツールをインストールし、上記のクイックスタートページに直接提供しているXamarinスタータープロジェクトをダウンロードしてください。
プロジェクトをダウンロードしたら、解凍して、Visual Studio 2013で開きます。そうすると、iOS上でアプリケーションをビルドして実行できるように、Visual StudioのインスタンスとMacを結びつけるためのダイアログが表示されます。
セットアッププロセスの詳細な手順については、ここをご確認ください。
セットアッププロセスが完了すると、ターゲットとしてiPhoneシミュレータを選択して、Visual Studio内でF5キーを押すと、iOSアプリケーションの実行およびデバッグが行えます。
XamarinとWindows Azure Mobile Servicesの組み合わせにより、C#とVisual Studioを使用したiOSおよびAndroidのアプリケーションの構築が非常に簡単にできるようになります。詳細については、チュートリアルおよびドキュメントをご参照ください。