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近未来の技術トレンドを先取り! 「Tech-Sketch」出張所

ScalaのWebアプリケーションフレームワーク「Play Framework」入門
~(1)環境構築とスタートアップアプリの作成

近未来の技術トレンドを先取り! 「Tech-Sketch」出張所 第10回

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Eclipseへのインポート

 ソースコードを編集していく前に、作成したアプリケーションをEclipseに取り込んでおきましょう。アプリケーションをEclipseプロジェクトに変換した後に、Eclipseにインポートします。インポート前にEclipseのプラグインをインストールしておきます。

(1)Eclipseプロジェクトへの変換

 作成したアプリケーションを、Eclipseプロジェクトに変換します。

 「play eclipse」コマンドでEcipseプロジェクトへ変換することができますが、今回はソースコードを併せて取得するため、Playコンソールから「eclipse with-source=true」を実行します。「with-source=true」を付与することで、実行ライブラリだけでなくソースコードを取得し、Eclipse用にパスを設定してくれます。

 ただし、かなり時間がかかりますので、お急ぎの場合は「with-source=true」オプションは付けずに進めてください。Ecilpseへインポート後に再度同コマンドを実行し、Eclipseでリフレッシュを実行することで、ソースコードへのパスを再設定することができます。

 「play」コマンドでPlayコンソールを起動します。

 Playコンソールから「eclipse with-source=true」を実行します。

 Eclipseプロジェクトに必要な以下のファイルが作成されました。

  • .classpath
  • .project
  • .settings

(2)プラグインのインストール

 Eclipseを起動し、プロジェクトのインポートの前にScala開発用のプラグイン「ScalaIDE for Eclipse」をインストールしておきましょう。初回起動はEclipseインストールディレクトリ(C:\pleiades\eclipse)の「eclipse.exe -clean.cmd」ショートカットから起動します。

 「ScalaIDE for Eclipse」はツールバーから「ヘルプ」->「新規ソフトウェアのインストール」を選択し、インストールウィンドウでプラグインサイトのURLを指定してください。

 URLは「ScalaIDE for Eclipse」のサイトで確認できます。今回はバージョン3.0.2の「Eclipse 3.8/4.2 (Juno)and Eclipse 4.3(Kepler)」版を使用しますので、以下のURLを指定しました。

 インストールが完了したら、再起動を促されます。

(3)Eclipseへのインポート

 再起動が完了したら、作成したアプリケーションをインポートします。

 また、Eclipseのデフォルト設定ではJava 6を使用するようになっていますので、Java 7を使用するように変更しておきます。「ウィンドウ」->「設定」から「インストール済みのJRE」と「コンパイラー準拠レベル」の設定を変更します。

 「ScalaIDE for Eclipse」プラグインのインストールにより、以下のような「Scala」パースペクティブが利用できるようになりました。

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この記事の著者

前出 祐吾(TIS株式会社)(マエデ ユウゴ)

TIS株式会社 コーポレート本部 戦略技術センター所属。これまで社内向けWebアプリケーションフレームワークの開発やJenkinsの活用を中心に様々な手段で開発の効率化を図ってきた。現在は、さらに革命的な効率化を目指し、Scalaを活用した次世代開発基盤の研究&開発に従事している。システム開発は、泥...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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