Eclipseへのインポート
ソースコードを編集していく前に、作成したアプリケーションをEclipseに取り込んでおきましょう。アプリケーションをEclipseプロジェクトに変換した後に、Eclipseにインポートします。インポート前にEclipseのプラグインをインストールしておきます。
(1)Eclipseプロジェクトへの変換
作成したアプリケーションを、Eclipseプロジェクトに変換します。
「play eclipse」コマンドでEcipseプロジェクトへ変換することができますが、今回はソースコードを併せて取得するため、Playコンソールから「eclipse with-source=true」を実行します。「with-source=true」を付与することで、実行ライブラリだけでなくソースコードを取得し、Eclipse用にパスを設定してくれます。
ただし、かなり時間がかかりますので、お急ぎの場合は「with-source=true」オプションは付けずに進めてください。Ecilpseへインポート後に再度同コマンドを実行し、Eclipseでリフレッシュを実行することで、ソースコードへのパスを再設定することができます。
「play」コマンドでPlayコンソールを起動します。
Playコンソールから「eclipse with-source=true」を実行します。
Eclipseプロジェクトに必要な以下のファイルが作成されました。
- .classpath
- .project
- .settings
(2)プラグインのインストール
Eclipseを起動し、プロジェクトのインポートの前にScala開発用のプラグイン「ScalaIDE for Eclipse」をインストールしておきましょう。初回起動はEclipseインストールディレクトリ(C:\pleiades\eclipse)の「eclipse.exe -clean.cmd」ショートカットから起動します。
「ScalaIDE for Eclipse」はツールバーから「ヘルプ」->「新規ソフトウェアのインストール」を選択し、インストールウィンドウでプラグインサイトのURLを指定してください。
URLは「ScalaIDE for Eclipse」のサイトで確認できます。今回はバージョン3.0.2の「Eclipse 3.8/4.2 (Juno)and Eclipse 4.3(Kepler)」版を使用しますので、以下のURLを指定しました。
インストールが完了したら、再起動を促されます。
(3)Eclipseへのインポート
再起動が完了したら、作成したアプリケーションをインポートします。
また、Eclipseのデフォルト設定ではJava 6を使用するようになっていますので、Java 7を使用するように変更しておきます。「ウィンドウ」->「設定」から「インストール済みのJRE」と「コンパイラー準拠レベル」の設定を変更します。
「ScalaIDE for Eclipse」プラグインのインストールにより、以下のような「Scala」パースペクティブが利用できるようになりました。