Mobile Services:.NETサポート、通知ハブ統合、PhoneGapサポート
今回Windows Azure Mobile Servicesに大きなアップデートの新たな一巡をリリースしました。これらの更新には以下のものがあります。
- .NETサポート:ASP.NET Web APIを使用してバックエンドロジックを記述し、Mobile Servicesを使用して実行できます
- 通知ハブ統合:Mobile Servicesでよりリッチなプッシュ通知シナリオが可能なプッシュ通知用の通知ハブが利用できます。
- 統合PhoneGapサポート:Mobile ServicesとPhoneGapアプリを簡単に統合できます。
以下は、それぞれの詳細になります。
.NETサポート
.NETとASP.NET Web APIフレームワークを使用してバックエンドのMobile Serviceロジックを記述するためのフルサポートを開始しました。これにより、以下のような利点が得られます。
- 優れたモバイルアプリを構築するためにMobile ServicesとともにASP.NET Web APIおよびVisual Studioを使用できます。
- Mobile Servicesに既存Web APIの発行し、モバイル認証やプッシュ通知などの追加Mobile Services機能を統合することができます。
- ODataコントローラなどのWeb API機能やBreezeなどサードパーティのWeb APIベースフレームワークを大いに活用することができます。
- Visual Studioを使用して、マシン上でローカルで、もしくはAzureでリモートでMobile Services .NETバックエンドをデバッグすることができます。
- Mobile Servicesでは、あなたのWeb APIをこちらで実行、管理、モニター、スケール管理します。
ASP.NET Web APIとMobile Servicesモバイルサービスの組み合わせにより、非常に強力かつ非常に使いやすいモバイルバックエンドストーリーが可能になります。
.NETを使用してMobile Servicesを開始
今回の新しい.NETサポートを使用してMobile Servicesを開始するのは簡単です。Windows Azure管理ポータルにアクセスし、新しいMobile Services(New->Compute->Mobile Service)を作成するだけです。作成ウィザードの最初の画面で、.NETバックエンド言語に.NETオプションを選択してください。
新しいMobile Servicesが作成されると、便利なQuick Startページが表示されます。
バックエンド言語に.NETを使用してすぐ開始したい場合は、上記のQuick Startページにあるサンプルプロジェクトをダウンロードしてください。
ダウンロードしたパッケージを解凍し、ソリューションファイルを開いていただくと、Mobile Services .NETテンプレートプロジェクトが確認できます。これは、追加のMobile Services NuGetパッケージが含まれた単純なASP.NET Web APIプロジェクトです。
将来のアップデートでは、Visual Studio内にさらにリッチなMobile Servicesツールサポートを提供する予定で、標準のWeb APIプロジェクトサポート上にMobile Servicesツール機能が追加されることになります。今回のプレビューでは、すでにVisual Studio内で標準Web APIプロジェクトテンプレートを使用しています。