Raspberry Piのセットアップ
必要なパーツを揃えてRaspberry Piを組み立てが完了したら、Rasbian(OS)のセットアップを行います。電源ケーブルを接続すると、Rasbianが起動し、ディスプレイに起動画面が表示されます。しばらくすると、セットアップ画面が表示されますので、環境設定を行います。セットアップはマウスが使えませんので、キーボードの[Space]と[Tab]と[Enter]キーを使って操作します。[Space]キーは選択、[Tab]キーは項目の移動、[Enter]キーは決定に使います。項目のスクロールには、上下の矢印キーを使います。
microSDカードのパーティション拡張
Raspberry PiでmicroSDカードの空き容量をすべて使用できるようにするため、パーティション拡張を行います。[1.Expand Filesystem]を選択し、<Select>を押します。
パーティション拡張が完了すると次のような画面が表示されます。
パスワードの設定
Rasbianにログインする際のアカウント「pi」のパスワードを設定します。[2.Change User Password]を選択し、<Select>を押します。
設定したいパスワードを聞かれますので、2回入力します。
Enter new UNIX password: Retype new UNIX password:
パスワードの変更ができたら、成功画面が表示されます。
ロケールの設定
ロケールとはソフトウェアで使う言語や国・地域ごとに異なる単位、記号、日付、通貨などの表記規則のことです。Rasbianを日本で使うための設定を行います。 [4.Internationalisation Options]を選択し、<Select>を押します。
まず、[I1 Change Locale]を選択し、ロケールを変更します。
使用するロケールの選択画面が表示されるので、「ja-JP.UTF-8 UTF-8」という項目を選び、[Space]キーを押して選択します。<OK>を押すと、ロケールの選択画面が表示されますので、次の図のように「ja-JP.UTF-8 UTF-8」を選んで<OK>を押します。これで日本語のロケールに設定ができました。
ロケールと同様の手順でタイムゾーンを指定します。[4.Internationalisation Options]を選択し、<Select>を押します。[I2 Change Timezone]を選択し、タイムゾーンをAsia/Tokyoに設定します。これで標準の時刻が東京になりました。
続いて、キーボードレイアウトの設定を行います。[4.Internationalisation Options]を選択し、<Select>を押します。[I3 Change Keyboard Layout]を選択し、キーボードモデルを[Other]にします。次に、[Country of origin for the keyboard]メニューで[Japanese]を選択します。これで日本語キーボードの使用ができるようになりました。