SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

ラズベリーパイをつかったセンサープログラミング超入門

Raspberry Piで電子工作をはじめよう! ~まずはRasbian(OS)のセットアップから

ラズベリーパイをつかったセンサープログラミング超入門 第1回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Raspberry Piのセットアップ

 必要なパーツを揃えてRaspberry Piを組み立てが完了したら、Rasbian(OS)のセットアップを行います。電源ケーブルを接続すると、Rasbianが起動し、ディスプレイに起動画面が表示されます。しばらくすると、セットアップ画面が表示されますので、環境設定を行います。セットアップはマウスが使えませんので、キーボードの[Space]と[Tab]と[Enter]キーを使って操作します。[Space]キーは選択、[Tab]キーは項目の移動、[Enter]キーは決定に使います。項目のスクロールには、上下の矢印キーを使います。

microSDカードのパーティション拡張

 Raspberry PiでmicroSDカードの空き容量をすべて使用できるようにするため、パーティション拡張を行います。[1.Expand Filesystem]を選択し、<Select>を押します。

パーティション拡張
パーティション拡張

 パーティション拡張が完了すると次のような画面が表示されます。

パーティション拡張の完了
パーティション拡張の完了

パスワードの設定

 Rasbianにログインする際のアカウント「pi」のパスワードを設定します。[2.Change User Password]を選択し、<Select>を押します。

パスワードの変更
パスワードの変更

 設定したいパスワードを聞かれますので、2回入力します。

Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:

 パスワードの変更ができたら、成功画面が表示されます。

ロケールの設定

 ロケールとはソフトウェアで使う言語や国・地域ごとに異なる単位、記号、日付、通貨などの表記規則のことです。Rasbianを日本で使うための設定を行います。 [4.Internationalisation Options]を選択し、<Select>を押します。

ロケールの設定
ロケールの設定

 まず、[I1 Change Locale]を選択し、ロケールを変更します。

ロケールの変更
ロケールの変更

 使用するロケールの選択画面が表示されるので、「ja-JP.UTF-8 UTF-8」という項目を選び、[Space]キーを押して選択します。<OK>を押すと、ロケールの選択画面が表示されますので、次の図のように「ja-JP.UTF-8 UTF-8」を選んで<OK>を押します。これで日本語のロケールに設定ができました。

日本語ロケールへ変更
日本語ロケールへ変更

 ロケールと同様の手順でタイムゾーンを指定します。[4.Internationalisation Options]を選択し、<Select>を押します。[I2 Change Timezone]を選択し、タイムゾーンをAsia/Tokyoに設定します。これで標準の時刻が東京になりました。

タイムゾーンの指定
タイムゾーンの指定

 続いて、キーボードレイアウトの設定を行います。[4.Internationalisation Options]を選択し、<Select>を押します。[I3 Change Keyboard Layout]を選択し、キーボードモデルを[Other]にします。次に、[Country of origin for the keyboard]メニューで[Japanese]を選択します。これで日本語キーボードの使用ができるようになりました。

次のページ
ホスト名の設定

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ラズベリーパイをつかったセンサープログラミング超入門連載記事一覧
この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 阿佐 志保(アサ シホ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/9027 2015/11/04 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング